やはり、「日誌」じゃないし…。「月報」ですよね。
さて、ここ1ヶ月の剣道を振り返りますと…、
200本素振りの成果でしょうか、
昨年の私よりは、体が動いてる気がします。
しかし、攻めがまだまだ。
教士八段のK先生からは、上半身に力が入っていて、
起こりが分かってしまうとのこと。
1度指導頂いた次の地稽古の際は、意識して肩の力も
抜いたつもりが、また同じ指導が入った。
難しい!こんなに力を抜いているのに!と思うのですが…。
で、素振りしながら、丹田に力を入れることに意識してみた。
すると、何となく上半身の力が抜けた気分。
という状態で、改めて教士八段に向かうが、
やはり、同じ指摘。んー、うまくいかない(泣)。
それにしても、最近丹田を意識してる。一昔前の私なら、
呼吸とか、まったく意識せず剣道してたけど、最近は
丹田に始まり、切り返し時の呼吸も意識している。
話は変わるが、先日、面が打てるようになれば、
何でも打てるようになると言われたという点に関して、
ブログに記した。
その後、稽古を繰り返す中で、その意味を私なりに
解釈した。つまり、面を打つという「動作」だけが
できても、やはり小手や胴など打てない。
重要なのは、面に至るまでの「攻め」が上手くいくか
否かにかかっている。つまり、面を打つという目標の中で、
攻めが行われ、結果、面を打てるようになったら一つ成長した
と言えると思う。
一番遠くて、相手に警戒されやすい面を一本にできる攻めが
できるようになれば、なるほど、たしかに、小手も胴も一本に
できるだろう。そう解釈した。
で、先日、教士七段のK先生への地稽古の中で、
面を中心に攻めを作ってみた。
一番印象に残っているのは、その攻め合いの中で、K先生が
面に来ると感じる場面があった。十中八九、面に来る。そしたら、
面を返して胴に行こうと思った。
で、案の定、面に来た。ちなみに、その時、「乗られて」いた。
こっちから出ては打たれていただろう、って感じ。
話を戻すと、面に来たので、面返し胴を打った。
と言うか、面に来たって思った次の瞬間目にしたのは、
K先生の胴に、私の竹刀が程よい角度で、きちんと部位を
打っていた「瞬間」だった。
何が印象に残っているかと言えば、
そもそも、胴を滅多に一本にしたことが無い私が、
相手が面に来ると分かったからと言って、それで本当に胴を打てた
ということが不思議であったということ。
「胴を打つ時は、手を返して、相手の胴に対し、斜め45度から…」なんて
ことを全く意識する間もなく、打てていたということ。「打つこと」より、
「面に来たら、胴に返す」という意識の下、前に出ていた。
もう一つ印象に残っていたのは、K先生の胴、有効打突部位に
当たった竹刀を、瞬間に目が捉えていたということ。
ちなみに、K先生は、面ばかりでなく小手も胴も打ってきなさいと
おっしゃってくれる先生の一人。面にこだわった稽古をしたいけど、
せっかくおっしゃってくれるので、遠慮せず小手も胴も試させて頂いた。
攻めて面。そんな稽古をし続けながら、胴や、小手、突きも一人前に
一本にできる剣士でありたい。
明日から、仕事上体制は変わった新年度を迎える。
心機一転、仕事も剣道もがんばりたい。
けなも