10/21(土)
林邦夫範士セミナー「年齢を重ねても伸びる剣道 -大人の基本再点検-」
に参加した。非常に有意義だった。適度な稽古量で、じっくり学べた。
切返しの切返しを、それ以降、素振りの中に取り入れている。
いつかその成果が現れるとよいなと思っている。
そのセミナー後半で切返しの切返しをじっくり繰り返した後、
相手との一本勝負の稽古において、久々にお腹から気合を出せたと
実感した。切返しの切返しのおかげで気が練られたのか・・・。
10/29(日)
街の試合に出場。また3位。
また準備不足もある。会場には13時ちょい過ぎに到着すれば大丈夫と
思ってた。
雨の中会場に向かうが、時間の読みの甘さもあり、開場到着が13時10分頃か。
で、女子の試合の後とは分かったが、着替え終わり会場の体育館にはいり、
防具をつけ始めた頃には女子の決勝が終了してしまい、すぐに男子の試合が
開始した。しかも1試合目は不戦勝の模様で、すぐに2試合目が始まる。
ちなみに、俺は5試合目。
とりあえず、すぐに防具と面を付けた。その頃には3試合目くらいだったろうか。
面をつけた状態で素振りを実施した。大きく、切返しの切返しも交えたと
記憶しているが。
そして、自分の試合。
もうやるしかない。
試合に臨んだ。
相手もまた強敵で、1回戦から重たい試合になった。負けられない、
そう思った。とにかく全力で向かうことを自らに言い聞かせた。
そして、延長の末、相手が出てきた所に面に飛んで、なんとか一本。
ほぼ力を使い果たした感じ。準備運動もほとんどできないまま、
いきなり激しい稽古をした感じというか。
すると、疲労でいっぱいとなり、座り込んでしまった。
2回戦は過去のその大会で上位に食い込まれた方とは知っていたので、
それもまた苦戦するかと思ったが、上からの面が届きそうと思い、
上から面に行き一本。たださすがに上位に食い込まれた方だけあって、
試合後半では下から下からの圧にとりあえずさばいて無難に終わらせた。
こちらから出て行っては危険な下からの攻めだったと感じた。
3回戦は、これは俺の弱点の一つだが、軽やかに連続技をうってこられるタイプ。
一打目を敢えて捨て技と分かって打ってきて、二打目三打目で当てようと
するタイプ。そういうタイプに限って遠間からポンポンポンポン打ってくる。
そして、俺の悪い所は、一打目を見てしまい、相手の前進を受け入れてしまい、
この時も、二打目の面を取られた。
取り返そうと思いきや、こういうタイプは、相手が近づいてくると
中心を固くキメル。すると相手の竹刀の先が俺の身体のどこかにひっかかり、
何度か打ちに出るが、中途半端に打ちが止まる。
ということで、こういうタイプには、こちらが「くずれ」打ちに行く。
かつぐまでもないが、相手の剣先を中心からずらすべく、少々面以外に注意を
向けさせて、一気に面を打つ。何とか取り返した。その少し後、延長に入る。
そして、やはりポンポン飛んでくるので、ある刹那、
これは体が勝手に動いたので、はっきり覚えてないが、
攻めて、相手に機会と思わせて、面に出てきた所を小手におさえた。
この大会で初めての小手技。
さて、四回戦。
今度は、同じく積極的に打ってくるが、速いのと、打ちが強い、そして、
引き技も打ってくるタイプ。見た感じ、試合巧者であり、姿かたちも
確かに強そうな感じがする方だった。
と、そんな相手と対峙していた頃には、疲労感満載で、とりあえず、
打ちをさばき、受けては、力を消耗しないようにするしかなかった。
延長に入った。多少は充電できたかと。相手には消極的に見えたかも
しれないが、違う、もう疲れて動けなかった。
ある刹那、裏からの攻めが効きそうと感じ、裏から面に向かった。
一本。
五回戦。半年前に負けた相手。
開始早々、俺が面に出たが、うまく下がって余らせ、面を打たれた。
一本取られる。もっと詰めるべきだったし、相手に誘われた部分も
あったと振り返っている。もっと、十分に攻めないと。相手の罠だった。
と、振り返ればそう思うが、
二本目の合図とともに、とりあえず、俺らしく攻めた。
後日、ビデオで何度も見返したが、
相手の剣先を中心からはずそうと、様々な攻め方を試みる。
徐々に徐々に間合いを詰め、面に飛んだ。
相手に受け止められたかと思いきや、一本になった。
あとでビデオで見返すと確かに入ってた。
思うに、打ち切る事が大事だと思った一本だった。
その後、中途半端に小手に出た所を上から止まらない面が降ってきた。
俺の面金右の部分にあたり、正直、取られた感じはしなかったので、
近間で小手に行ったが、すでに相手の面と判断され、試合終了。
もっと自ら打ちに出て行くべきだったと思う。
11/3
第65回全日本剣道選手権大会を観戦。
正直、一部のある試合だけはつまらなかった。自分がリスクと感じると、
防御の姿勢で簡単に間合いを詰めて、相手が打てなくするということを
繰り返し、時間が過ぎていくだけという試合だった。
その試合以外は、すべて緊迫した素晴らしい試合だったと思う。
そして、俺は、やはり内村良一選手はすごい選手だと思った。
本当にお疲れさまでしたと内村選手にはお伝えしたい。
2年前、東陽町の駅でお見かけし、一方的に挨拶させて頂いたが、
評判通り、紳士に対応して頂いたことは既に記載した。
俺も、もっともっと稽古をしないといけない。
今回の緊迫する数々の試合を見て、俺ももっと強くなりたいと思った。
選手の皆さま、本当にお疲れさまでした。
11/5(日)
街の稽古会。
範士八段からは、やはり俺の面は「重い」と言われた。
一本取られた感じはしないとのこと。
また、久々稽古頂いたKo教士七段との相面で改めて自覚したが、
俺の面は、多分、前にというよりは、上に体が移動している。
本来は前に打って出る所が、きっとその場で踏み込む感じの姿に
なっているはず。
そのせいか、相面の際、間違いなく、Ko七段の面の方が大振り
であるのに、スピード面で俺の面の方が後に当たっている状況。
原因はもう一つ。自分から攻めてない。相手が動いた所に合わせ
ようとしていることが原因だと思われる。
攻め。もっと見直さないと。そして、面。もっと前へ出ないと。
右足と腰から。
けなも