2019年2月17日日曜日

2019年2月都道府県大会の予選会へ参加

2/17

都道府県対抗の予選会に参加してきた。
(もちろん、と半ば投げやりに)一回戦負けしてきました。

勝てない。

それは、今はどうでもよい。

それよりも、試合への臨み方に関して、今回は納得している。
いつもなら、心が不十分な状態で試合に臨むことが多かった。
その分、試合に集中できない、雑念が入ることがあった。

試合への臨み方が良かったのなら、あとは試合運びをどのように
改善するかを考えればよいと考えている。

さて、まずは試合直後のスマホメモ(---線内)より。

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<観戦されていた、過去お世話になった先生より>

大きな剣道をすること。

40~50なっても姿勢正しく、
(なでるのでなく)ピシッと決められる打ちになるように。
試合なると(旗を)あげられる。
この人と稽古したいと思われる人になるように。


<試合の感想>

試合の感想
相手は強敵と知っていた。いつもの俺なら気負けしていたが、俺なりに気持ちをしっかりもって臨めた。
試合中、何回か相手が決められない機会に気を落とす場面が見られた。決して気持ちは負けてないと思った。俺の方が準備はできていると思った。胴も二回当たっても一本にならないことに嫌気が出てきていたはず。

なので、俺もつらくなってきたが、負けない、諦めないと言い聞かせた。

気持ちはたしかに負けてなかった。

ただ、決めきれなかった。決定打が無い。
面は竹刀の先に何度か当たったが、たしかに一本というには足りない。途中小手を打ちに行ったが、肘側に少し筒を外れた。多分、これが一番のミスだと思う。機会は良かったのに。

試合前、来年からは出場を見送ろうかと思った。実力が「お呼びでない」レベルと感じて。
でも、試合後、また来年挑戦するのもありかなと思った。

多分、
多分だけど、
試合には勝てないけど、なんというか、もう少し自信もってよいのかなと思った。勝てないし、技もほぼ面だけど、恥ずかしい剣道ではないかもしれないと思い始めている。

それにしても、自分でこう言うのは時期尚早かもしれないが、

毎月1~3回の剣道でよくここまでやれてるなと思う。
これでせめて週1~2回の稽古できてたら、どんな剣道してるんだろ。

少なくとも、軽やかさは欲しいし、
たしかにピシッと決められる剣道はしたいね。

引き面を取られたのは、油断。
打たれる油断もあっただろうが、審判の旗の重さに「無い」と思ってた。
それでも打たせない剣道が必要なんだろう。
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さて、録画した自分の剣道の姿を見て。

面の際、足が出ていない。もう一度、面の精度を上げるべきだと
真剣に思っている。


左が俺。左足が裏返っている。結局、文字通り「飛び込み」面。体の形が正しくない。足から打ってない、もしくは、足が前に進んでいない。


同じく、足が「前」ではなく「上」へ移動した結果、
距離も出ず、その場面に近い。ちなみに、相手には竹刀の先っちょ。



上の写真に関して言えば、振動でカメラがぶれてしまったのでぼやけているが、
分かるだろうか、左足の裏が見えるだけでなく、まっすぐでなく、内側に足が
曲がっている。

多分、もっと、前へ、鋭い面が出来る余地があるということだと思う。


以下、個人的なメモとしての来年の過ごし方。

試合前日はやはり15時には現地に到着し、
15時30分~16時45分運動。
17時~17時30分風呂。
17時45分~18時30分食事。
22時~22時30分には寝たい。

かな。

今回は、前日は19時20分頃宿泊先に到着。
なんだかんだ、
20時10分~20時45分(途中薬局寄った)ジョギング、
21時~21時30分頃だったかな、素振り。
21時45~22時過ぎ風呂。
結局、0時頃寝た。ちなみに、夕食は18時頃移動中に済ませたが。

試合当日は、
7時ちょい過ぎに起きた。起床時はだるさが残っていて小さなショック。
7時25分~7時45分頃朝食。
(朝食会場に向かうのに、団体様エレベータで乗れず移動遅れ)
8時05分~8時15分会場へ移動。
8時30分頃から着替え、準備運動。9時15分頃まで素振り中心。
面かぶりながら素振りも。一人だから練習相手いないし。
竹刀は2本、素振り用木刀1本。やはり肩掛け竹刀袋が無いとつらい。
いつも素振り用木刀を用いているから、普段と変わらないのが良いと思い、
思い切って持っていったが、それで良かったと思う。


課題、

面の打ち方改善、面返し胴と面返し面をこの一年で体得する。


前向きな課題が見つかった。だから充実しているのかな。
試合の終わり。


そうそう、これは記載忘れてはいけない。

2015年五段昇段審査の際に形審査の相手だった方(警察官)が
試合に負けて、試合会場(体育館)から面を外さず、更衣室代わりにしている
武道館に戻ってきて、静かに座り、面を外し、そして瞑想していた。
どう見ても、負けた試合を振り返っていた、
だけでなく、
その試合に賭ける思いがきっと強かったはずで、しかし、負けたことを
正面から受け止めようと、ただぽつんと一人で目をつむり何かを考えていた。

その姿がとても印象的だった。

それほど、真剣に向き合っている。

自分はそのように真剣に向き合っているか。

負けても重く受け止めてない自分になっていないか。

剣道は勝ち負けじゃない。

そう思うと、負けてもあまり負けを引きずらず、また負けたと
思うことになっている昨今。

その試合に賭けている方の、あの姿のように、俺は真剣に賭けようと
しているか。

賭けることは、自分と真剣に向き合うことではないか。

その真剣さにおいて、俺は甘くないか。

そう思った場面に出くわした。

「負けてもいい」、それは、負けた現実から逃避する気持ち(甘え)が
あるということではないか。

繰り返すが、剣道は勝ち負けじゃない。

だけど、「負けてもいい」を、負けた自分の、自分の負けを肯定する
口実になっていないか。

それで良いのか。本気で勝とうとしているか。勝ちたいと思ったら、
本気で勝ちに行っているか。

本気で勝ちたちと思って試合に臨んでいるか。

単なる「試し合い」(=試合)とだけ考えて良いのか。

あの方の姿から何を学ぶか。


けなも