2021年1月11日月曜日

 1/11(月)


本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。


本来ならば、9日(土)、または、11日(月)で、

道場で地域剣道家と、または、地区の剣道連盟初稽古会の予定が、

言うまでも無くコロナの関係で再度緊急事態宣言が発出された為、

少なくとも初稽古会は中止となり、仮に道場での稽古会はあっても

私は自粛しました。


皆さまはいかがお過ごしでしょうか。


抱負というか、それに本年だけに限った話ではないですし、

これまでも意識していたことですが、


まっすぐ攻めて、まっすぐ面


これに磨きをかける。

その1年にします。


何年前だったか、地区の初稽古会で、倉沢照彦範士九段がいらっしゃって、

一言一句細かなお言葉を厳密には覚えてないが、

このようなの趣旨のお話をされているのを覚えている。

(くどいですが、一言一句厳密ではないのでご了承下さい)


なぜ(高齢になっても?修行年数が多いにもかかわらず?だったか)

八段に昇段できない剣士が多いのか。

それは面の稽古が足りないからだ。

昔、中倉清先生に、自分(倉沢先生)は面技しか稽古してきてない

(もしくは面技しか打てないだったか)という悩みを打ち明けたら、

それで良いと言われた。


以上。倉沢先生のお言葉。とにかく面技を磨けという趣旨だった。


そのお言葉の印象が強かったのは、その稽古会には多くのご年配の

先生方がいらっしゃる中で、おそらく倉沢先生は比較的若い世代に

向けてお話をされていらっしゃったと思うが、拝聴している側から

するとそのお言葉をご年配の先生方はどのように受け止めていらっしゃ

るのだろうかと、若干、冷や冷やした気持ちになったからだ。

だから印象強く記憶に残っている。まるで遠回しにはご年配の先生方に

面の稽古が足りないから七段のままなんだとおっしゃっているように

私には聞こえなくもなかったからだ。稽古会だったから、多くの

ご年配の七段の先生方が、六段以下の参加者を前に上座に着席されている

中での倉沢先生のお言葉だった。もちろん、七段の先生方に叱咤激励を

込められた可能性はある。


とにかく印象に残ったお言葉だったし、決して他人事で済ませるお話ではない。

そのようなお話を頂いた以上、やはり面技を磨きたい。


別の日。Ku範士八段がぼそっとおっしゃったお話。


切り返しと面うちだけやっていればいい。


それもまた非常に印象に残った。



だから、私は毎日の素振りは、「素振り」と言いつつ、

切り返しの要領で「素振り」をしている。


おそらく、ただ機械的に切り返しをすることを奨励しているのでは

もちろん、なく、


おそらくだけど、「呼吸」の側面も鍛えろ、ということだと思う。


だから、ただ「素振り」=切り返しをせず、

呼吸を意識して切り返しをしている。


素振り用木刀の1kg弱で、前進10本後退11本×2往復×2セットをやる時が、

心肺機能的にも一番負荷がかかるが、やっている。

最初の正面打ちで全部息を吐き切り、

前進10本後退11本そして正面打ちまで一息、

次の前進10本後退11本そして最後の正面打ちまで一息。


アスファルトの駐車場での素振りであり、すり足はできないから、

しかし極力足を浮かさず、また声は出さず(それはそれで苦しいんだが)、

平均夜10時~翌日深夜1時頃のどこかで、帰宅次第素振りをしている。


よって、今のリズムはそのまま継続していこうと思う。


そんな感じで素振りを継続してきて、もう何年経とうとしているのか。

8年ぶり剣道再開が2008年で、ちょくちょく素振りはしてきたが、

当時は休む日も多く、しかし、2010年前後からは結構真面目に日々実践

して、ブログを始めた2011年頃にはほぼ毎日素振りは実践していた模様。


記録に残すということはやはり大切だなと思う。

でないと、あいまいな記憶になっていく。


倉沢先生のお言葉も、記憶から無くなる前に文字に残しておきたかった。


真っすぐ攻めて真っすぐ面。

この精度を高めようと思う。


けなも