2017年4月23日日曜日

4/17~4/23の剣道

4/17~4/21の剣道

この週は、1,000本素振りを始めてから、おそらく初めて素振りができない日が続いた。

4/17(月)

24時近くまで出張先で仕事。深夜タクシーを利用し帰宅。
次の日、朝より重要な打ち合わせがあり、絶対遅れではいけないこともあり、
まずは体を休めることにした。結局、午前1~2時くらいに就寝して、次の日は
(って言うか、その日は)午前7時台に起床。

4/18(火)

この日は、この日で、その朝からの打ち合わせを受けて、大変な一日で、
結局、深夜1時30分頃まで仕事。体もヘトヘト。タクシーで帰宅し、就寝する頃は、
3時~4時くらい?残念だけど、素振りは座って50本くらいだったか。

4/19(水)

疲れたまま朝起きて、仕事に向かう。体は重い。そりゃそうだ。誤解無いように
言うと、過去、一週間のうち、2徹夜を2回せざるを得なかった。それも、1カ月に
それが2回。だから、長時間残業すること、そうせざるを得ない時は、覚悟して
残業に臨むことには慣れている。

しかし、歳も37歳となって、若い頃と比べて疲れやすくなっていると自覚
しているし、何より、睡眠不足が体に及ぼす悪影響は、これまで色々な
方面から聞くことがある。

自分は長生きしたいと思っている。歳をとればとるほど、そう願うし、その願いが
強くなればなるほど、深夜残業に対しては、覚悟はできても、精神的なダメージが
若い頃より相対的に大きく感じている。精神的に負担となる。

さて、4/19は、なんと22時頃帰宅できた。腹減り過ぎて、23時近く、家で食事し、
ちょっと疲れて横になった。その後、素振りに戻る予定が、気づいたら朝になっていた。


その素振りをしなかったということが、精神的に負担になる。


4/20(木)

まさか、深夜1時頃まで残業。深夜タクシーで帰宅。これ以上素振りしないことが
ストレスとなっていた為、せめてもの400本素振り。
実は、次の日は、9時15分より重要な社内打ち合わせの為、やむなく体を休める
ことに専念。寝たのは、3時近くだったか。


4/21(金)

全身疲れたまま出社。9時15分からの打ち合わせが、15分後ろ倒しとなり、
9時30分から開始。何とかうまくことが運ぶ。
その後、昼過ぎより、顧客先での重要な会議。その後、もろもろ事務処理を実施。
その日のうちに、その昼の議事録を作成。完成して、出張先を出たのは、23時台。

帰宅したのは、0時何分か。今日こそ素振りする!と言い聞かせ、玄関で
簡易チェアに座ったまま朝7時位まで寝た。何度か目が覚めたが、姿勢が悪くて、
体のあちこちが痛い。態勢を直しては、眠りにつく、ということが何回か。


体に悪いことしかしてない!!!!!


4/22(土)

1,000本素振り。体になじませるように、極力大きく。
ブランクによる故障を恐れたが、なんとかこなせた。

次の日は、街の稽古会の予定。こんな稽古不足のまま稽古会に参加するのは
避けたかった。おそらく、充実した稽古はできないと予想できた。普段、圧倒できる
相手には圧倒され、普段、充実して正面から対峙できず先生方とは対峙できないと
予想できたからだ。

だから、稽古会は欠席しようか、何度か考えた。

しかし、それもまた稽古ではないかと自分に言い聞かせた。
充実してない剣道で臨む稽古もまた、ありのままの自分の姿であって、
そこで圧倒されたら、それはそれで受け止めるべきと思った。


4/23(日)

急きょ、稽古会中止とのこと。道場から戻った。これが意味する所は。

今日は、400本素振り。「家族の対応」を優先した。

こんな私が剣道が出来て、(何とか)普段の生活を送れるのは、家族のおかげだ。


さて、今週、充実した状態をつくり、4/29の街の稽古会に臨みたい。


けなも

2017年3月19日日曜日

3/19(日)

本来なら、この時間帯は、Ku範士八段の稽古会に参加しているはずが、
家族がインフルエンザということで、本当にやむなく自宅で看病・・・。

稽古したかった・・・。

ということで、今月は、1回しか面をつけないことになる・・・。

家族の病状が落ち着き次第、本日は、4kmジョギング+400本素振りの予定だ。

なお、平日の素振り1,000本のうち、400本を八角で実施している。
普段の素振り用木刀(1kg弱)が軽く感じられる分、手の内を意識して、
鋭く振り切ることを実践している。

土日400本の時は、350本を八角。残りは、素振り用木刀で50本切返し。
リズム良く切返しするようにしている。

切返しをリズムよく行うには、足さばき、足の運びが重要であると、
八角を利用してから実感するようになった。

そうそう、先週、範士八段に稽古頂いた際、初太刀で範士八段の面に
竹刀が当たった。範士八段もうなずいていらした。
しかし、どのようにして攻めて面に向かったのか、記憶にない。

私の後、私より年齢若く、背の小さい同じく五段の子に、厳しい稽古を
つけていらした光景が、うらやましく思った。私は、初太刀の後は、
既に疲れていたためか、十分な攻めができず、打ち込みに近い形に
なっていた。

まだまだ稽古が足りない。すぐ疲れてしまう。

けなも

2017年3月4日土曜日

八角購入しました。

3/4

最近、1,000本素振りしても、昨年まで見られた体の張りが見られなくなり、
また、1kg弱の素振り用木刀だと、若干の物足りなさを感じていた。

思い切って、八角購入しました。

3年間1,000本素振りを継続してきたからこそか、肩を痛めず、
八角を振ることが出来た。本日は400本のみだったが。

八角で1,000本振り切りたいが、まずは無理せず、1㎏弱の木刀と、
八角を交互に使い分けながら、徐々に八角だけで1,000本振れるように
したい。


そう言えば、本日、高壮年剣道大会があったけれど、五段以下の決勝は
よく存じ上げているお二人での決勝だった。


どんな試合でも、どんなお相手にでも、通用する剣道をしたい。


けなも

2017年2月26日日曜日

負け

2/26(日)

都道府県対抗の地区予選会。

負けました。

スマホメモ。

---
引き面二本で負け。

悔しい。たしかに悔しいんだけど、「負けたこと」自体に悔しいというか、負け方に悔しいというか、もっと言うと、引き面で勝負されたことで、何て言うか、負けたと素直に実感できてないので、それは単なり負け惜しみであるはずで、スッキリしない今の、何て言うか、認めたくないという自分がいて、でも、負けは負けであることを素直に認められない自分に悔しいというか。

元々引き技が得意な方であるとは知っていた。

いざ引き面を受けると、たしかに、一瞬をつかれたわけであって、相手の打ち気が分からなかった。

鍔迫り合い、たしかに以前から引き技で負ける試合があった。

鍔迫り合いのあり方を考えなければいけないということか。

その方は、次の試合も引き面で勝ち、最後決勝戦は飛び込み面だった。

引き面を受けた際、手の内が利いてる方だとは実感した。近間でも冴えがあるということ。

多分俺より何歳か年上。フィジカル面はしっかりしていらっしゃった。

俺に足りなかったと思ったもの

フィジカル
多様な攻め・技
鍔迫り合いのあり方(どう相手と向き合い、離れるかに関する思考、工夫)

あと、やはり普段から面着けて稽古しないと、気合いの入れ方で喉を痛めるね。腹から声出せないと。

さて、どうしようか。

最近、フィジカル面の張りがなくなっていることが気になる。

負けは負け。

離れた状態で一本とれなかったんだから。
---

悔しくない負け方で、負けて悔しいというか。


いずれにせよ、負けは負け。










引き面をする時は、両足が床から離れるんですね。
もう20年ほど引き面を一本にしたことがないので、打ち方を忘れてます。

強くなりたい。

周りの方々の試合を見てて、決して敵わないレベルじゃない。
私に足りないものは、大強速軽のうち、「軽やかさ」だと思う。

その時重要なのは、足かな。

けなも

2017年2月12日日曜日

2016年12月末~2017年2月12日までの日誌、1,000本素振りのこともちょっと

まずは、

本年もよろしくお願い申し上げます。
(もう2月になっているのに・・・)


さて、ざっと振り返りながら、本日行われた、第4回全日本選抜剣道七段選手権大会
のことも記載したいと思います。

あと、1,000本素振りのことも書いてみたい。


本日のブログも長くなるな・・・。




2016年12月29日

その1年前と違い、穏やかな12月28日を迎えた。2015年の同日と言えば、会社の
パフォーマンス大会の幹事だったことは既に記載した。

・参考:http://kenamo.blogspot.jp/2015/12/12211227.html
・参考:http://kenamo.blogspot.jp/2015/12/blog-post_31.html

が、部下に対する会社幹部の対応が不適切な部分があり、部下と共に、
28日会社納会直後から、ノンアルコールで、部下の話(思い)を聞くことになった。
思いもよらぬ展開。※抽象的な記載と自覚してます。

部下は真面目で、一生懸命な子。だからこそ、俺は、俺に出来ることを精一杯
したいと思っている。

結局、21時まで話し合う。近くのカフェで。
納会と言えば、二次会も三次会もあるが、こんな年末もまた
貴重な時間だったと思う。

ちなみに、俺と、部下と、部下の彼氏の3人で(笑)。
彼氏も部下のことは気になる。それは当然だろう。


さて、そのまま21時に解散。上司に帰宅する旨をメールで伝え帰宅。
こんなすんなり帰宅する年末は初めてだと思う。成り行きが成り行きだから、
自然な感じがした。


そして、帰宅後、多少の片づけをし、次の日を迎える。


12/29
朝7時頃には起床した。家の、掃除をざっとする。しめ飾りも。

そして、仙台へ!
東京駅は混んでたけど、何とか座れましたよ。11時過ぎの新幹線に乗り、
13時台には仙台に到着。

そして、恒例になりつつあるイルミネーションを見てきました。




その後、食事して、ホテルに戻り寝ました。
もちろん、部屋で座って1,000本素振りは、イルミネーション前だったか、
戻ってからだったか実施してます。


12/30
実家にバスで戻る。

思うに、今年(2017年)の年末も、こんな感じでのんびり家族と仙台で
心から穏やかに仙台で過ごしたいと思っている。だからこそ、今年も仕事、
剣道をがんばらねばと思う。


12/31~2017/1/2
実家で過ごす。父も元気でなりよりでした。

 ※父のことは、前回のブログの最後で書きました。
  参考:http://kenamo.blogspot.jp/2016/12/101112.html


2017/1/9
街の新年稽古会があった。例年、範士八段の先生にお願いしていたが、
今年は「変則的な」まわり稽古(途中に八段が入られる)で、叶わなかった。

しかし、貴重な体験をした。

「前で捌く」。それを見事にやられた。自分より背が小さく、決して強いと
思わない。

しかし、結果的に強かった。全て前で捌かれ、前で捌くことの価値を感じた。
そして、相面で負けた。たった2分だった。悔しかった。学校の先生?
多分体育会系出身ぽい。生徒を率いていたと思われる。裏はとれてないが。

前に出られると、面が詰まる。面を何度も前で受け止められた。
やりにくいと実感した。

そして、何度も胴を打たれた。相手から攻め込んできて、何度も上がる俺の
腕の下を、右胴、左胴、刺し胴(飛び込み胴)をやられた。
こんなに簡単に打たれることもなかった。

俺の隙と言うことらしい。

八段に挑戦して充実感を得たかったが、何段か知らないけど、やられて
悔しい稽古会になった。

そして、前で捌くことを、今度は俺がやってみようと思った。


1/29
1,000本素振りを続けて、3年たった。

 参考:http://kenamo.blogspot.jp/2014/01/1000.html

効果は?

分からない。1,000本素振りをしていない(同じ時間を過ごした)自分と比較
しないと正確には答えられない。

しかし、それは無理だ。同時に自分が2人存在できない。できるなら、
仕事も2人でこなしたいくらいだ!(心の声)

それでも敢えて(誤解を恐れずに)言うなら、

平日稽古が、まーったく、できない俺からすれば、意味があったんだと思う。

どのように?

肩、腕が疲れなくなった。構えの姿勢が良くなった。一つ一つの打突が強くなった。

そして、その分、相手を見るようになった。雑に打ちに行かず、丁寧に「攻め」を
考えながら稽古をしている自分がいる。

試合での成果は?

ん~

ま、上向いていることは確かだと思う。

最も、普段、面を着けての稽古は出来ない身だから、高望みをすること自体、
おかしなことなんだろう。

ちなみに、2017年1月は、面を着けての稽古は2回だけ。
それ以外できない。これはもう仕方がない。だからこそ、素振りにかけるしかない
(仕方がない理由は、これまで所々に書いてきた)。




それにしても、
毎日の実現は、様々な理由(徹夜の仕事、酒で酔いつぶれて、体調不良で、
家族の看病等)で、できなかったが、それでも、4日以上素振りしなかったことは
なかった。最大、3日間できなかったことは、数回あったと思う。

それ以外は、面を着けての稽古の日は1,000本素振りはやってない。

また、土日は、4kmジョギング、400本素振りを実施している。

その「1,000本素振りできなかった日」以外は、1,000本素振りを実施してきた。

こんなんで満足してないよ。

でも、ちょっと褒めてあげたい。よく、3年間続けてきたね、って。

今のところ、ネフローゼ症候群も、網膜剥離も再発してません。
ありがたいです。

皆さま、本当にありがとうございます。



2/12(日)
第4回全日本選抜剣道七段選手権大会。
朝8時数分過ぎには会場門前に並びました。そして、昨年と同じ場所に
座って観戦(泣)。「泣」の意味は、審判が前にいることが多い位置で、その間、
一本が決まることが多い場所だから(泣)。

いや、今年は、別の場所を挑戦したのですが、昨年の丁寧な案内が無く、結局、
フロアの席の争奪戦になり、そこしか空いてなかった(泣)。

寺本選手に関しましては、本当におめでとうございます。

実は、昨年までの寺本選手の動きは、全日本剣道選手権で優勝した当時よりも
キレを感じられなかった(いや、それでもすごいんだよ、全然かなわないんだよ!)。

ただ、今回は1回戦から、「違う」と、拝見して、即思った。

あの強かったころの竹刀さばきが、1回戦のちょっとした動きで見られた。
何て言うか「竹刀が走る」、「竹刀が鞭のように柔軟に踊りだす」と言うか。

だから、今回は違うと思った。

そして優勝された。

憧れの剣道のスタイルだ。俺にはできない。少なくとも今の俺には。

寺本選手は、面も小手も胴も突きも何でも一本にされる。

俺は、面だけ(たまに小手)。



今回の七段戦。
皆さま、構えに「重み」があった。

足元にも及びませんが、1,000本素振りをしてなかった頃の俺の構えと、
今の俺の構えでは、今に「重み」がある。

「重み」とは、まず攻めに徹する為、簡単に手元を上げず、じっと構える。
そして攻める。

その一連の攻めが、選手の皆さまの攻め方が、綺麗だった。

そんな攻めを実践したい。

俺も、もっと稽古しようと思った。


そして、今の俺にできることは、1,000本素振りであり、それはそれで
続ける意味があると思っている。

もっとも、本日は、日曜で、道場での稽古は無かったので、
4kmジョギング、400本素振り。


1,000本(または400本)素振りは1kg弱の素振り用木刀で。



さて、2月下旬の、都道府県対抗の予選会、がんばろう。

また1回戦で負けるかもしれないけど、そうなったらそれでしょうがない。

優勝したい。


けなも

2016年12月25日日曜日

10月の試合、11月の全日本剣道選手権大会、泉皓胸のこと、12月の稽古納め

久々の更新です。
なんてっこった、腰を落ち着けてブログを書く気持ちになれなかった。
怠惰な側面も大いにあったことは自覚してます。

ざっと、10月頃から今までを振り返り、ブログを綴ってみたいと思います。


■10月半ば

街の剣道の試合に参加。個人戦。55名くらい参加者がいらっしゃる。
昨年の同大会(秋の大会)では準優勝。今年の春の大会は4回戦負け。

で、今年は、3位でした…。

試合の進行の関係で、3回戦、4回戦、5回戦を、なんと休みなく、全部で20分程度
試合し続けました。さすがに疲れてしまい、5回戦で一本をあっさりとられて、
取り返せなかった。

連戦に気持ちが、「負けてもしょうがないと思ってもらえるかな。」と思っていたと
記憶している。

それが俺の弱さ。

それと、5回戦と、1回戦は、同じ形で面を取られた。打ち間に入られた後、
竹刀が大きく右、または左に1度揺れて、まっすぐ面に飛んでこない分、
油断して見た。同じ形で面を取られたということは、俺の弱点だと思う。

連戦であれ、勝ちに行かないと。まだまだ稽古が足りない。


■11/3
全日本剣道選手権大会、アリーナで見ました。

色々ありますが、
ネット上は、準決勝の、勝見選手対宮本選手のある一瞬の場面で賛否両論
沸いてましたね。

でも、この方の、見方が一番健全で、胸にぐっと来た。これ以上の言葉は
いらないような気がしました。

http://ameblo.jp/snwiti1120/day-20161103.html
(緒方有希さんのブログ)

緒方さんは、ほんと前向き、いつも。素晴らしいと思う。ほんと同い年か、
って感じです。一度、日本一とるとやっぱりモノの見方も違うのかな。
いつか稽古をお願いしたい。


■泉皓胸のこと
以下のブログを見つけた。

http://ameblo.jp/saransaran1207/entry-12220022691.html

私は一度も、泉皓さんにお会いしたことはないが、縁あって泉皓胸を使用している。






泉皓胸の胴自体は、決して派手でもなければ、それ自体が「主役」になるような
要素(かっこいいとか、とりわけ目を引くとか)を兼ね備えているようには思えない。
初め、手に取ったときは、その魅力はよく分からなかった。いや、今でも、
実はその価値は十分に理解できてない。

しかし、いざ、着用した時、私を引き立ててくれる。

ある方が、そんないい胴を稽古に使うのはもったいないと言うが、違う、私は
この胴を使って、どんどん打たれて、そして、強くなりたい。

俺にはまだまだ稽古が足りない。

派手ではなく、いや、むしろ地味な胴だが、大切にして、永く使っていきたい。
そして、もっともっと強くなって、この胴から引き立ててもらうだけでなく、私も
この胴を引き立てられるようになりたい。

泉皓さん、佐々木繁様のご冥福をお祈り申し上げます。



■12月稽古納め

12/23(金)、Ku範士八段に稽古をお願いした。

私より背の低いKu八段だが、相面を10回ほど稽古頂いただろうか、すべて
Ku範士八段に面を頂いた。

何の違いか、考えた。

直感だが、手首だと思った。

そして、おそらく、手首が自在に利く手の内、それと体重移動(足さばき)による
勢いだと思う。







最後に、10月下旬から、11月上旬にあった出来事を記したい。

私の父が胃がんと診断された。私も会社を休み、手術前の診察に
同席した。

ステージⅡからⅢと最初の病院で言われ、別の病院での診察だった。

手術前の検査結果を見ると、ⅠからⅡではないか、腹腔鏡手術で
胃の一部を取り除くことで大丈夫そうだ、5日間入院すれば退院できる
とのことで、父も、母も、当初想定していた長期入院・治療生活を、
良い意味で裏切られた気分だった。
かくいう私も。

11月上旬手術。また会社を休み、待合室で待機。気楽だった。当初
聞いていた時間は6時間、7時間くらいとのことだった。

多少長引くかもしれないとは聞いていたが、結局、9時間ほどかかった。

そして、結果は、開腹による手術に途中で切り替えられ、胃も全摘出
するというものだった。

私はもちろん、母、その他親族はショックを受けた。

医師曰く、腹腔鏡手術で摘出した一部の胃が、想定より硬かった、
これは進行している可能性がある、再発を防ぐ意味もあり、開腹の上、
全摘出に切り替えたとのこと。

医師の説明を受けた私、母、親族は、何も語れなかった。母が今にも
泣きだしそうなことはよく分かった。だからつらかった。

しかし、手術室から運ばれてきた父を見て、またショックを受けた。

麻酔から覚め始めている父が、苦しがっている。今まで見たことのない、
唸って苦しそうな姿だった。それがまたショックだった。

私が知っている父と言えば、短気で、怒り出すと何を言ってもダメ、
すぐに私を殴り、叩き始める。乱暴で、且つ、短気な父だった。

そんな父が弱り、苦しんでいる姿をしていた。初めて見た。それが
ショックだった。

つらいのは、胃の全摘出をまだ知らされていない。意識が朦朧
としている。そして、苦しんでいる。おそらく、胃を一部しか摘出されて
いないと信じていたはずだ。

それがつらかった。本人もまさかと思うだろう。こんなに長時間の
手術に耐えたのに。



長文になってしまったが、今、父は退院して、なんとか普段の生活に
戻ろうと懸命に生活している模様だ。

胃は全部摘出されたかもしれないが、命がとられた訳ではない。
前向きに考えるしかない。


私も、2001年、ネフローゼ症候群で入院した当初、その時点での
体の状態がすぐに分からず、しかし「悪い」状態であることは認識して
いたから、一人病院のベッドの上で、本当に「死」を意識し、涙を流していた。
まだ生きていたいのにと思った。


今、剣道をできるまでに回復している。寛解。
長距離ランニングは再発の要因になると2005年の経験で悟ったから、過度な
負荷を体にかけることは意識して避けており、なんでも自由にできる身ではない
(おまけに2007年網膜剥離となったわけだが…)。

ただ、生きていられる、それだけで色んな可能性がある。剣道もその一つ。
過負荷な稽古は出来ないけれど、やれることをやっている。
それだけでも、とてもありがたいこと。


命を大切にしよう。そして、生きよう。どうせなら、前を向いて。
明るく、楽しく物事をとらえる気持ちを忘れないで生きていきたい。


生かされていることに感謝しながら。


けなも

2016年10月1日土曜日

今日の試合

10/1(土)

今日は試合がありました。

毎年恒例の試合。

色々な意味で、「悪い剣道」という思い出となりました。

まず、会社員(だけじゃないかもしれませんが)ならほぼ意識するかも
しれませんが、試合の前日は、9月30日、それも金曜日。年度の上期の
最終日であり、会社の所属する部で夜に懇親会が催されました。

遅くまで飲みました。帰宅して、素振りが終わったて、寝たのは午前3時は
過ぎてたかな。

というように、まず前日の過ごし方が悪かった。

ということは前もって想像できたので、事前に、試合当日は、自らの試合
時間(団体戦は午後からということで)に会場に行くことで、会社の先輩には
了承頂いてた。

私は腎臓病を持っている。発病に至る過程は、新聞奨学生時代のあの過酷な
生活が原因だったことは十分知っている。

だから、体を休めることにした。

が、結局、開場到着は間に合ったが、素振りを40本しただけで、面をかぶって
ウォームアップする時間もなく試合に臨んだという始末。

試合直前、そういう、準備が不足している場合、どんな剣道をするのか、どんな
結果が得られるのか、楽しんでいる自分がいた。

相手は、見た目形がしっかりしている方だったが、いざ試合となると、何というか、
「これは勝てる。」と思える形に乱れる方だった。

あらかじめ言うと、つまり、それが俺の弱い部分。それが俺のスキ。

で、まず、俺が面を先取。

その前からだが、相手が、竹刀を立ててフェイントをかけるようにして前に出て
くると、決まって俺は、後ろに下がる。

必ず下がる。

そして、相手に攻め込ませて、俺は受けるだけ。

結局、俺が決める面は、ワンパターン。相手が攻めてこない所で、面に飛ぶ。

相手がブンブン竹刀を振ってくる場合は、下がることしかできない。

「ポコン」が怖いから。

俺が、どんなに構えを崩さなくても、当てっこでも良しとする相手は、面に竹刀を
当てれば、体を俺の(真ん中にある)竹刀から外れるように、体を右か左に回転
させ、「どこか」へすり足で進んでいく、すると、面一本と審判される、

のが、怖い。

相手が、どんなにブンブン竹刀を振り回そうが、俺は、デンと構えて、下がらない
ことが大事、

なのに、それが出来ずに下がる。

それが、俺の剣道の大きな課題。

相手がブンブン来るなら、下がらず、スキを見て面に飛べばいい、

打って来たら、返してみればいい(のに、そんな技も無い)。

で、

もう一つ。

試合も終盤にかかった頃、下がってばかりでなく、自ら前に行こうと前に出た
瞬間があって、前に出た。

相手も、「実」だったと思う。

結果、相面になった。

そして、確実に、相手にとられた。

相面は負けないと思っていたが、負けた。

なぜ、取られた?何が悪かった?

相手はまっすぐな面だった(らしい)。

俺は?

最近、また手の内がしっくりこない。やはり、右手だ。

右手の小指、薬指で握りたいが、小手がそれを許さない。サイズが合わないのか。


いずれにしても、相面は負けた。

そして、すぐに試合終了。引き分けとなった。

チームは負けた。


ふがいない引き分けとなった。悔やんでいるというか、気持ちがモヤモヤしている。


でも、それも、これも、試合にもっていくまでの気持ちや体の仕上げ方、

出来てなった。


これで、勝ちで終わらなくて良かったのかもしれない。

こんな試合への臨み方は、やっぱり俺には合わない。


準備をしっかりしないと。

それと、もっと素直に、相面で負けたという事は、やはり足りない部分がある。

右手の握り、それと、足かな。いつでも打てる態勢になっているか、
なっていないと思う。


右手、足、試合に臨む心の準備。それと、下がらないでデンと構える剣道でなくては。


このままの剣道じゃダメだ。歳を重ねれば剣道は成熟しない。剣道を成熟させる為に
重ねるべきはやはり稽古だ。

厳しいのは、稽古というより、稽古の時間を割くことが、とても難しいし、とても厳しい、
今までも、これからも、そういう環境にいると思う。

でも、このままの剣道ではだめだ。この歳の、まだ理想の剣道になっていない。

まだまだ。

けなも