ということで、4月の剣道。
3月同様、多忙感は毎日のように続いた。
先に素振りできなかった日を書くと、4/25(金)。
会社での業務が4/26(土)の午前1時30分まで続いた…。
その後、午前2時まで営業しているサイゼリヤでパスタ、サラダ、ビールを飲食して、
トボトボ1時間20分くらいかけて東京駅まで歩いた。
午前3時20分くらいに、東京駅八重洲側にカラオケ店とか並んでいて、その中で、
朝5時まで営業しているバーみたいな所で、ウィスキーソーダ割りと、ミックスナッツで
凌いだ。
それにしても、その店に入る直前に、そこらへんウロウロしている女性が近づいてきて、
何かを話しかけてきた。以前夜にウロウロした時も話しかけられたが、今回は、イヤホンを
つけて音楽を聴いていたから、立ち止まらず店に入った。いったい、あの女性たちは何を
している?不明。好奇心で聞きたくなったが、止めた。
さて、午前5時を過ぎて、東京駅から帰宅の為、電車に乗った…。
ということで、素振りはしませんでした。その日の午前中は爆睡。
その日以外は、素振り、または、面を付けて稽古した。
さて、4月13日(日)、ある街の剣道大会に参加した。個人戦。
4段以上が40名ほど参加したトーナメントの一人。
感じたこと以下(---から---まで)メモ
(記憶の新しいうちにスマホでメモしてたことをコピペ)。
---
・全体的に下がった。
相手にとって有利な状況ばかり。
稽古どおりじゃない。
・足幅も広がった。
普段の稽古通りにできなかった。
稽古どおりじゃない。
・面のみの攻め。
だから?
面が打てない間では、受けに回るしかなかった。
出小手、面返し胴。自信が無いから、やろうとしない。
やはり稽古必要。
・相手の出に下がった。恐がった。相打ちで勝てる自信が無かった。
相打ちの稽古必要。
・打ち切ればよかった所があったのに、非常にもったいないことした。
・試合前は、あくびが多くなる。
相面、出小手、面返し胴、下がらない、打ち切る、突きも。足幅広げすぎず。
集中的に稽古しよう。出るか、出てきたら抑える・返すスタイルを。
抑え、返すにも攻めあってこそ。逆説的だけど、だからこそ、抑え、返すに、自信持たないと。
よかったこと。
一人目(もちろん、二人目もだけど)、特に一人目、
諦めなかったこと。
その上で、一本になった面だけにフォーカスを当てると、
綺麗に面を決められた。でも、たしかに、意識して決められた訳ではなかった。
そこまで持ってくるのに、時間かかるなー。
二人目も近間から、ピシッと決められたと思う。
ま、二人とも、それまで、下がってばかりで決めきれなかったんだが。
一人目って、どっかの実業団かな。強かった。
---
以上、メモ。
一人目の方、調べたら、やはり某強豪実業団の選手だった。
一人目の方に決めた面は、正直、どのように決めたか覚えてない。
ただ、やけに自然体に決めた感覚だけが残っている。
体に無理せず、いつの間にか行くべき時に面を打っていた、と言うか。
ところで、三人目で起きたある現象。
その方も、実業団選手。ドンドン打ってきて、積極的な剣道。
ある瞬間、面を打ってきた。俺は竹刀を上げて止めた。
柄に当たったのか、竹刀の鍔上に当たったのか覚えてないが、
少なくとも、俺の目の前で、バチッ!って音がしたのは覚えている。
その直後、双方、構え直した。
・・・と思いきや、相手の後ろにいた副審二人が相手の旗を上げている。
「え?」と思ったが、どうやら旗は上がったまま。
が、相手は構えたまま、俺に相対している。が、そのうち、何らかの間(ま)を
感じたのか、相手が主審を見る。その時は、コントにあるような二度見みたいな仕草をする。
相手も「え?」みたいな反応。
面あり、とのこと。
二本目の合図とともに、試合再開。が、間もなく時間切れ。
試合直後、相手とあいさつ。
俺が「ありがとうございました。」と言うと、相手は「すみませんでした!」
不思議な挨拶だった(笑)。
さて、今回の事象を振り返った際、「審判の誤審。運が無かったな。」と思った。
ら、終わりだ。剣道もそこまでだ。
違う。確実な負けだ。審判が悪いんじゃない。それを一本と思わせたのも俺の実力。
3分という時間で、俺が一本を取れなかったことも実力。相手の攻めを乗り越えて一本を
取れなかったんだ。その事実を直視しないといけない。
さて(今日も長いブログだ)、過去の苦い思い出。
高校1年になりたての頃。学区が違うある中学校の剣道部が、俺の地元の稽古会に参加した。
俺の所属する高校剣道部と、その中学剣道部が試合をするということになった。
高校側は3年、2年、1年という順序で試合に出場、相手の中学生は1年、2年、3年
という順序で試合に出場。今となっては、なんでそんな順番となったのか不明だが(笑)。
で、俺は1年で、試合の最後を務めた。相手はその中学校の大将。
俺は、自分の中学がある学区で、その前年優勝していた。ちなみに、相手の中学生は
その学区で個人優勝していたのは知っていた。そういう肩書同士の試合という目で
見ていた人も中にはいたかもしれない。いや、少なくとも、俺はそう見ていた。
学年が一つ上ということもあり、負けたくない試合だった。
で、試合。一本目。覚えてないが、とにかく取られた。それも今となっては、
当時納得いくものだったか覚えてないが。
とりあえず、すぐに一本取り返した。
問題は、その後だ。相手の中学生の竹刀が、俺の右の二の腕に当たった。
その瞬間、「小手あり」だった。
刹那、信じられないその現象に、俺は思わず、その二の腕を抑えた。
「当たったのはここだ!」とアピールしたかったんだ。しかし、もちろん、判定は覆らず。
そして、その瞬間、俺は竹刀を、ほおり投げたい、というか、ぶっ放したい気持ちになった。
が、しなかった。しなかったが、あの時のことを振り返った時、ぶっ放しても
良かったんじゃないかと思うことが、何年か続いた。
が、もちろん、今、そんなことしなくて良かったと思う俺がいる。
これまで様々な「誤審」を見てきた。試合当事者の反応は様々だ。
ただ、やはり剣道が強い人と呼ばれる方々の反応は、およそその現象を
受け入れていると感じる。それが正解なのかもしれないと考えるようになった。
だから、今回の試合で「誤審」と感じたが、素直に受け入れることにしたし、
実際、その瞬間、「余計」なアピールなんかしなくなって自分は成長しているんだと
思っている。瞬間の出来事だからね、思わず、アピールしてしまう衝動にかられる
こともあるんだろうけど、その衝動を抑える理性が働くから、まだ救える。
「誤審」と呼ばれる現象に関して、書きたいことは、まだまだあるが、
一旦、ここで収めたい。
けなも
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