2016年1月17日日曜日

1月17日(日)の稽古

町の道場での稽古会に参加できた。

基本稽古が行われた後、指導稽古。

一番最初に、Ku範士八段に稽古をお願いできた。

いつも通り面中心。
そして、いつも通り、当たるわけもなく。
それでいいと思っているが、何と言うか、「波無く平坦な」まま稽古は終わった。
面を打っては返されるか、抑えられるか、そして、はい終わり、みたいな。
褒められることもなく、ご指導のお言葉を頂くわけでもなく。

次に、その道場にいらっしゃるお姿を初めてお見かけした(私の記憶では)、
Ya教士八段に稽古をお願いした。

立ち上がり、思い切って気合を出し、私なりに攻めた。

そして、面に飛んだ。Ya教士八段は、私の面をすりあげ、面を打ってこられた。

何度か攻めては面に飛んだ後だったが、Ya教士八段が歩み寄ってこられ、
私に話しかけられた。

「今、八段審査を目ざされてますか。」

すぐに否定した。

「いえ、五段です。」

「えぇ?」

本当に驚かれていた。

このやり取りが、非常に印象に残ったのは言うまでもない。

今になって、「七段審査を目ざされてますか。」と聞き間違えたのではと
思っている。もしくは「七段審査」とおっしゃりたかったが、誤られてか
「八段審査」とおっしゃったかもしれない。

とても良い身構えと気ですねとお褒めのお言葉を頂いた。

感激ではあるが、非常に恐縮である。周りには素晴らしい先生方が
いらっしゃる中で。

Ya教士八段からのご指導はこうだ。

触刃、交刃までの攻めは良い。しかし、打ち間になってから「打ち気」が
見られる。そこを抑えて、あとわずかだけ攻めて打ちに行く攻めをしましょう。

だった。

実は、いまいち、その意味がつかめていなかった。稽古は終わってしまった。


その後、いつもお世話になっているNa教士七段に稽古をお願いした。
そして、終了した。


稽古後、Na教士七段が、Ya教士八段は私に何をご指摘されたのか
聞かせて欲しいとおっしゃられたので、上記の内容をお伝えした。

すると、「関連するかもしれないが」と言われ、打ち間で私は小刻みに
動くことに言及された。それは一種のフェイントと同じではないかとのこと。

そうではなく、態勢はそのままで、無駄に小刻みに動くことはせず、
まっすぐ攻めて面を打つべきではないかとお話しされた。

その通りだと思った。

前回のブログで、Ko範士八段に対し、小刻みに攻めることが有効では
ないかと実感した旨を記載した。それは正しい攻めだと思っていた自分がいた。

しかし、Ya教士八段、Na教士七段からご指摘を頂いて、その小刻みな
動きは、ある時、そういう攻めはあっても良いかもしれないが、それは
正しい攻めではないと、たしかに納得している自分がいる。

その結論自体が正しいかは分からない。

しかし、たしかに目ざすべきは、まっすぐ攻めて、余計な動きもせず、
気で相手に威圧をかけられる剣道でありたい。

素直にそう思った。

先週のKo範士八段への稽古を経て感じたのは、来年はKo範士八段に
負けない攻めと面を目指そうということであることは前回ブログで記載
したが、本日の稽古も経て、改めて、誰にも負けない、誰にでも通用する
「攻めて面」を身に付けたいと思った。

がんばろう。

けなも

2016年1月11日月曜日

1月10日(日)町の初稽古会

昨年の稽古会で、Ko範士八段に稽古をお願いしたことは記載した。

その時のことが脳裏から離れず、素振りの際、よくKo範士八段に向かう
想定をしながら、攻めて面を打つ稽古をすることがある。

今年もお願いしようと考えていた。そして、お願いできた。

やはり、立った直後、まっすぐ攻めた。面へ向かった。最初は胴に返された。

その後、何度か面に飛んだ。今振り返って思ったのは、攻める際、小刻みに
前に前に攻めると、そうでない攻めよりは、先生が攻めと受け止めて頂いている
かもしれないと思った。

さて、昨年、是非受けてみたいと思っていた相面で面を取られた。
二度、相面を頂いた後、「一本勝負」とお言葉を頂き、開始場所に戻る際、
「何段ですか?」と尋ねられた。「五段です。」と答えた。

すると、「これからですね。」とお言葉があった。真意は分からない。

一本勝負。攻めた。出す技は決めている。面。

そして、相面で面を取られた。三度相面を頂いた。

受けてみたいと思っていた相面の感想は

・ふわっとした面
・面にこられる刹那、何か剣先が別の動きをしたように見えた。
 その別の動きに気がとられた。でも、かつぎではない。
 何かが見えた。と思ったら打たれていた。


稽古後の講和。

・「段」は後から付いてくる。
・左手を伸ばす。


来年、また稽古をお願いしたい。その時は、Ko範士八段に負けない相面と
攻めができるように、稽古を重ねていきたいと思った。


けなも

2016年1月3日日曜日

2016年 今年の目標

今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、早速ですが、今年の目標を今一度考えました。

「多彩な応じ技を身に付ける」がいいかなーとか考えてましたが、

年始早々、Ku範士八段との稽古風景を想像している中で、
とにかく面技の精度を上げたいと、素直に思いました。

そこで、

「基本通りの面技の精度を上げる」

そのままですが。

小手とか、胴とか、余計なことはしなくていい。とにかく面を打つ。

Ku範士八段に、これまで何回かご指導頂いた際のお言葉を思い出す。

今の俺に必要なのは、
警察官や学校の先生と比べ格段に稽古をする量が少ない今の俺に必要なのは、
数少ない稽古の中で、質の高い稽古をすること。
Ku範士八段が私におっしゃって下さった、その、面に特化する稽古に専念する
ことが、自分に課せられた宿題だと素直に思った。

Ku範士八段から褒められる面(打ちだけでなく打ちに入るまでの攻めも含めて)を、
どんな時でも、どんな場面でも打ち込めるように、稽古に励みたい。
 

さて、

ざっくり年末年始のことを記載します。

2015年12月28日(月)会社でのイベントにおける幹事業務を、皆様のご支援頂き、
何とか無事終了。

気分よく打ち上げと思いきや、ずっと続いていた体調不良が響いてか、結局、
気分は晴れず、打ち上げは辞退・・・。
でも、そのイベント対応で出来てなかった業務の後処理を何とか済ませ、
帰途に就いた。

12月29日(火)は何が何でも休暇をとるため、業務の後処理はもちろんだが、
帰宅してからも家の仕事も夜遅くまで、また、早朝より実施した。
掃除、洗濯等だ。夜は、結局、午前2~3時位まで実施し、朝は7時に起きて、
という具合(12月29日ね)。

で、掃除、洗濯等も一段落着いたところで、予定通り、新幹線で仙台に向かった。
そういう予定にしていた。

新幹線を乗ろうとホームで待つ人は沢山いて、私が席に座ることは無理かと、
一時、諦めかけた。

しかし、さすがはやまびこ、座席数は一車両あたり、75~100座席あるらしく、
大勢の乗客が始発駅時点でほとんど座れた模様で、私も何とか座って
仙台に向かえた。

仙台は雪無かった。私が見た範囲では。
日差しはあったが冷たい風が吹いていて寒かった。

仙台でのお目当ては、宿泊先でゆっくり温泉に入ること、イルミネーションを見ること
だった。それを、ずーっと思い描き、会社イベント幹事の仕事を頑張ってきた。
頑張る原動力だった。


翌日(12月30日水)は、仙台から実家へ帰省。
12月31日(木)~2016年1月2日昼まで実家で過ごし、1月2日午後、Uターン。

もちろん、12月29日から本日(2016年1月3日)まで1,000本素振りしましたよ。

さて、明日(1月4日)から仕事。頑張ろうと思う。

仕事においては、業務を遂行するにあたり十分な実力を身に付けて、
仕事を追いかけられる人になって活躍したい。そんな年にしたい。


けなも

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2016年2月25日追記
当初、今年の意気込みを、書初めにて「王道」という文字を書き、本ブログに載せてました。
しかし、その後、「王道」の意味を調べると「近道、安易な方法」が、正しい意味だと学び直し
ました。
現代では、他の意味でも使われ始めているとの話は耳にしますが
(例:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1294905.html
海外の方が本ブログを見る可能性もあることも考慮すると、正しい日本語を載せるべきと
思い、「王道」に関する記述を削除することにしました。
誠に失礼しました。

本ブログに