2013年5月8日水曜日

5/3試合を振り返り。なぜ一本にできなかったのか。

勝って喜んだり、入賞して嬉しかったり…。
それで終わらせてはいけない。

5/3の反省点はもちろんだが、負けた試合を
きちんと振り返らないと。

なぜ負けたか。

なぜ一本取られたのか。
なぜ一本にできなかったのか。

なぜ一本取られたのかに関しては、
まだきちんと分析できてない。
簡単に言うと、相手の面を受けようと手元を上げた。
その際、相手は面を打たず、一瞬間を開け、
両者「間」があった瞬間(私が手元を上げている所)を、
巧みに引き面を取られた。

ただ、きちんと分析したい点だが、
相手の「面が来る。」と分かった瞬間だった。
敢えて体を動かして防がなかった。なぜだろう。
直感というか、その時の率直な思いとしては、
「取られるとしたらここだ。」ということ。

勝つことに諦めてた?分からない。
ただ、少なくとも先日の反省点にも書いたが、
体が重かった。勝ちに執念を抱いていたら、きっと防げた。
しかし、そこまでの気持ちが起きなかった。

なぜだ。

なぜだ。

なぜだ。

2回先生方に勝ったことに満足した?
これ以上良いパフォーマンスを発揮できない(程体力がもたない)と
いう自覚があった?

実は、週1~2回通っている道場の地稽古でも似たような瞬間が
いくつもある。

それは…

やはり体力が追い付かず諦めている、に近いな。

つまり、
つまり、

楽をしているということか。

苦しくても最後まで諦めない気持ちで相手に向かっているか。
そこが足りないのか。

つまり、そういうことなんじゃないかと、書いてて思う。

仮にそうだとすると、歓迎すべきことじゃない。
いや、むしろ、剣道修行において、いや人生において
辛い時に、苦しい時に「楽になりたい」と思っても、
楽しちゃいけない。

自分が辛い時は相手も辛い時。
そこで踏ん張れるか、踏ん張れないか。

そういうことではないだろうか。

「なぜ一本取られたのかに関しては、
 まだきちんと分析できてない。
 簡単に言うと」と書いておきながら、ツラツラ書いてしまった。

ブログでは一旦ここまでにするが、考えねば。
何となくそんな気がする。

「なぜ一本取られたのか。
 なぜ一本にできなかったのか。」

後者。

以下は、3回戦。お相手の先生との試合。ある瞬間。

本当に一瞬です。

私が左。お相手の先生が右。


話逸れますが、このブログ始まって以来、
初めて剣道の画像を貼り付けるという…。
今まで文字だけで(画像と言えば、広島の
宮島剣道大会参加記念の野球・カープ写真と言う(笑)2011.10.12ブログ)

さて、私が相手の面を打っていて、お相手の先生は小手を狙って
外れているという瞬間です。

一本になりませんでした。
非常にもったいない場面です。お相手の先生は非常にお強いと聞いておりました。
もし勝ち・負けに拘る立場に立つ方なら、こんな機会は滅多に無い。
こんな機会を私は逃したのです!

いや、試合の勝ち・負け以上に、
真剣勝負なら、なおさら。生きるか否かがかかるその瞬間です。
私はモノにできなかったのです。


検証「なぜ一本にできなかったのか。」

下手な検証をするより、ここでこそ、『剣道試合審判規則』から、
「1編 試合」「第2章 試合」「第2節 有効打突」「第12条」より

「有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で
 打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。」
(参考 全日本剣道連盟HP:http://old.kendo.or.jp/kendo/rules/rule1.html

まず

充実した気勢があったか。

厳しく言えば、この面に限らず、開始時から腹から充分な発生が
出来てなかったと思っている。この試合に限らずだが。また、試合を
重ねる度に気合が弱々しくなっていると、ビデオを見て振り返っている。

次に、

適正な姿勢だったか。

まぁ、一流剣士は、たとえ一瞬であろうがなかろうが、
画像のような姿勢にはならんだろうなぁ(笑)。
背中が丸まっている感じがする。

どうせ求めるなら、より美しい姿勢・打突でありたい。
反省点としては、腹から・腰から打突しているかということか。
攻め足の右足をより積極的に使い、打突しているか。

素振りから見直さねば。

さて、

竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突しているか。

まぁ、打突した時のことは覚えてないので(打ったと自覚した瞬間はあったが)
写真にて検証するしかなく、

まぁ、あまーーーーく見て、

んーーーーーーー

まぁ、「竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突」してないと
言う程のエビデンスを得られず…、

一旦、保留。

最後、残心あったか。

クセだけど、万歳するね。その後、相手見て中段に構えたけど(外見上)
内面として、相手にいつでも向かえる気持ちになってたか。
一本にならなかったことに多少なりとも気持ちを奪われてなかったか。

ということで、有効打突でなかったということだろうか。

長い。いつもすみません。

「なぜ一本にできなかったのか。」より以前に、
なぜ一本取れなったのか。

有効打突を打てる実力が無い、
それも、どんな時でも、どんな相手でも、
ということであり、つまり、稽古不足ということだ。

本日も200本済。

けなも

2013年5月4日土曜日

地元の試合に出場

4/29(月)深夜バスに揺られながら東北の実家へ…。

と一言でまとめてしまったのですが、さすがにG.W.期間中は、
直前のバス予約をしようとしても出来るはずもなく、つまり、
既に満席の為、実家への直通バスは利用できませんでした。

代わりに、まずは深夜バスで仙台まで行って、その後実家の最寄駅まで
電車で向かうという、遠回りな手段を使い移動しました。

新幹線使いたかったんだけど、そんなお金に余裕が無く(泣!)
「深夜バス+遠回り手段」の方がまだ新幹線より安いっていう。

どうせ新幹線代とくらべても数千円の差なのに、その数千円を
余らせるか、費やすかで家族の機嫌が変わるという何とも不条理な!(泣)

ということで、新幹線なら数時間で着く所を、深夜バス+遠回り手段によって
12時間かけて帰省しました(ハハハのハ…)。

思いついたこと、感じたこと、見たもの聞いたことを、ザーッと述べていきます!

深夜バスの隣の席が女性だった!過去隣が女性だった記憶は無い。
そんなこともあるんですね。バス会社にもよるのかな。意外で印象強かったので、
書きました。

仙台には4/30(火)5時頃着いたのですが静か・穏やかでした(早朝ですからー!)。

仙台駅近くにBiViっていうショッピングモールあるんですけど、朝5時でも営業
している「半田屋」で飯食いました。いつもは「飯の半田屋」と名前を覚えてたんだけど
「半田屋」が正しい名称なのかな。カレー、かけそば、納豆、白身フライを食べました。

実は、私が予備校時代にも「飯の半田屋」にはお世話になってて、懐かしくてつい
寄ってしまいました。ちなみに、私がお世話になってた「飯の半田屋」は、駅から歩いて
20分程の所に当時はあって、その隣には頻繁に利用する銭湯があって、見慣れた風景
ということもあり、「飯の半田屋」には親近感あるし、お世話になった所なんだな。

従業員の方も清潔感あって、24時間営業店は、そういう所が重要だと今回も思いました。
24時間、店を開きっぱなしだと、どこか室内が汚れてそうで食欲が落ちそうな先入観が
ありますが、半田屋は違うんだな。素敵なお姉さま達です。

さて、深夜バスはほぼ眠れず(『Empowerment』聴いてた訳ですが)仙台から実家へ
向かう電車で眠れるかなーと思いましたが、何とか少しだけ眠りました。

それにしても、実家へ近づくにつれ、寒い!
東京出る時は厚着していくべきか悩みましたが、厚着で正解だった。
ちなみに、先に言っておくと、G.W.期間中実家の地域は全日雨!
しかも全日10℃以下!サブッッッ!!!(北海道では連日雪だったみたいだね。)

さて、何とか実家には10時頃には着いて…熟睡。
(俺は何しに実家に行ったんだ!)

いやいや、ここから剣道の話ですよ。

東京から実家へは重い防具と、素振り用木刀+竹刀3本携えて移動。
(だから重かったよ~(泣))

で、夕方地元の高校で稽古!部員少な!1年~3年合わせて十何人?
俺の代では、同期女性(一学年)だけで十何人いたよ!
武道必修化が奏功して、部員が増える日が来るのでしょうか。

さて、4/30、5/1、5/2の各々夕方稽古しました。
(みんな、ありがとう!)

で、5/3(金)地元の試合(個人戦)に出場。

結果から言うと、3位。

久しぶりの、久しぶりの、久しぶりのー!3位入賞!
入賞すんの、ほんと何年ぶり?高校の地区大会優勝以来?
としたら、15年ぶり?
ほ ・ ん ・ と ・ かー!!!

どんなに小さな試合でも入賞すると嬉しいもんです。
と、今の私は思う。

でも、絶対忘れてはいけない事。

私は今回よそ者として特別に試合に出場させて頂いた。
その試合の為に、審判、係員等担当されている先生方が数多くいらっしゃる。
私は、そのような運営側とは一線を画し、今回自分のペースで試合に参加した。
だから、余計な気づかれ等は無い状態だった。

そんな中での入賞の重み・位置づけをよくよく考えるべき。
入賞したことは嬉しい事。でも、その嬉しいと感じる「舞台」を用意して頂いている
ということを絶対忘れてはいけない。

また、私の一回戦の先生は、運営側の責任重い方のお一人。審判もこなし、
余裕もなく面をつけて私との試合に臨まれた。充分に気を落ち着かせることも
無かっただろうと推測される。

また、私の二回戦の先生も(その試合は小中高の試合も行われるのだが)、
生徒に指導をされながら試合観戦を朝より続け、夕方近い試合に臨まれた
ということを、私は決して忘れてはいけない。

その意味で、私はある意味勝って当たり前の環境に置かれただけであって、
先生方はとても不利な状況で試合に臨まれたということを、私は、忘れては
決していけない。

「たまたま勝たせて頂いた」本当にそれだけだ。

その上で、一回戦は面一本。二回戦は面二本を取って勝利した。
三回戦は、私の母校の、現在の顧問をされている先生との試合。
面を一本取られ負け。

反省点。
・発声が良くない。もっと腹から「通る」声、相手を威圧する気合が必要。
 まだ喉から声が出てるようで、格好悪いし、剣道らしくない。

・左足が、打突前、曲がってる。ダメダメ。やはりヒカガミを曲げず、また、
 目線も並行での剣道を目指さねば。

・三回戦の先生と試合してて感じたのは「肩が重くなって疲れた」。
 つまり、稽古不足。まだまだ基礎体力が足りない。

・面を取ったと言っても、録画した動画で見ると右半身になってる感じ。
 真っ直ぐ打突する姿勢に欠けている。ダメダメ。

・やはりバリエーション無いね。有効に出来たのは面くらい。もちろん、
 それは結果なのかもしれないけど、でも飛び込み面ばかり。
 物足りない。面返し胴も、まったく不十分だった。
 連続技も無し。もちろん、連続技も結果なのかもしれないけど。

どんなに小さな試合でも入賞できたことは嬉しい。
でも、その試合を支えて下さってる方々のことを決して忘れてはいけない。

また、勝ち・負けは置いといて、今回の試合で得た「反省点」を、必ず、
次の稽古に活かすこと!それが試合に出場させて頂いた意義であり、
そのような場を提供して頂いた皆様への恩返しと考えねばと思う。

長く書きすぎた。ごめんなさい。

けなも

『Empowerment』を聴いての感想

やはり、すみません、まずは剣道以外の話で。

SING LIKE TALKING(以下、S.L.T.と略します。)の話です。

4/27の25周年ライブ時に購入した『Empowerment』、
聴きました。

感想。

久しぶりS.L.T.らしい曲を聴いたというのが率直の感想です。
聴いてて嬉しくなりました。

私はデビュー時から1990年代のS.L.T.が好きだと以前ブログに書きました。
10thアルバム『METABOLISM』(2001年9月26日リリース)以降、どうしても、
そのリズム、音楽感に心から浸れなかった(それは自らの変化が原因なのかも
しれませんが)。

だから寄りかかりたい「柱」が無いまま10年が過ぎた感じです。
いや、90年代までのS.L.T.がいつも私を励ましてくれたといった状況でした。

『Empowerment』では、「Together」以来、一曲目に「遊び」を感じました。
聴いててワクワクしました。
『METABOLISM』っぽいリズムもありながら、一層洗練されたS.L.T.を
味わうことができました。

・・・と書きましたが、『METABOLISM』の延長線上に『Empowerment』がある?
とした場合、『METABOLISM』あっての『Empowerment』なのかもしれません。
すると、もしかしたら、違う観点から『METABOLISM』を聴き直すと、違う発見が
あるのかもしれません。

『Empowerment』に関して、これまた率直な感想としては、前半の曲が特に
気に入ったということです。後半の曲ももちろん良いのですが、前半の曲が、
私にとってのS.L.T.らしさがあるという感想です。

4/27に購入し、その夜聴き感動し、その後ずーっと聴いてます。
4/29は日中CDラジカセで日中ずっと、4/30はスマホで暇さえあれば聴きまくって
ました。

私が好きなS.L.T.の曲。またS.L.T.に逢えて良かった。

もちろん、このブログ書きながら『Empowerment』聴いてます。

(今、このタイミングで、「Desert Rose (Adenium)」始まって、
 出だし部分、Richard Marxのあの曲のリズムと似てるように思えた。
 決して変な意味で言ってるんじゃなくて、飽くまで私見であり、でも、S.L.T.が
 Richard Marxと良い意味でダブって感じられて嬉しいんです。)

やっぱり、ここでも、S.L.T.ありがとう。
S.L.T.と共に時間を過ごしているのは楽しく、嬉しいです。

けなも