2013年9月20日金曜日

「癖のない剣道」・・・でも勝てないんです

9/20(木)

今日(9/20のこと。日付変わって投稿しますが。)は、先週同様、近くの道場に行きました。
仕事を切り上げるのが遅れ、結局7時30分開始には間に合わず。
面打ちから参加。

いきなり話は逸れますが、
昨日(9/19)までの夜素振りでは、最近よく振れている、竹刀の走りが
以前(今年の冬とか)と比べ良くなったと実感してます。
その実感がある度、道場で面を付けた時の稽古での「活躍」する
自分の姿を思い浮かべるのです。

しかし、素振りが「そのまま」稽古でも活かされている実感が無いんです。
話が戻り、本日の稽古でも、なんていうか、竹刀の先端部分で面をとらえ、
充分な面となっていないと感じるんです。腰が入ってないのかな・・・。
でも、素振りの通り打っているし、素振りの時は、それこそ腰意識しての
素振りにしているし・・・。

間合いが悪い?でも、先週の稽古でも、自分にとっての一足一刀が、
八段のSi先生から見たら、違うとの指摘があって、本日は相手と自分の
中結が交わる部分を意識して面を打ちに行った。

ん~、やはり、私には遠い気がするんだけどな・・・。

さて、面打ちは、一本一本打つ面打ちから、連続で2本、3本打つ面打ちへ。
その後、太鼓の合図を基に、攻め合った状態から面などを打ちあう稽古へ。
その稽古で、相手の方々から面を何本か打たれる。

ショックだったんですよ。自分は、素振りで真っ直ぐ強く竹刀を振れる自信が
あったんです。ところが、打たれるんです。相手は普通の一般愛好家ですよ。
私の面が脇に逸れ相手の竹刀が私の面に当たったり、相手のすりあげ面に
やられたり・・・。ショックだったんです。もっと、やれると思ってたのに、まともに
一本も当てられなかった。

「振る」動作以前に、攻め合いが甘いのかなと思う。

やはり、課題は「攻め」なんだろうな。

Si八段のご指導によると、無理して面を早く打つ必要などない。
それよりも振りかぶっての面を打つこと。攻めがしっかりしていれば、
振りかぶっても相手は動けない。打つべきところは、相手が下がった所、
相手が出てきた所(あと一つはなんだったか)、とのこと。

ちなみに、千葉周作の言葉で三つの許さぬ所として、相手の起こり頭(出ばな)、
相手が受け止めた所、相手の技が尽きた所、ここを許すな、必ず打てという教えがある。
それに似た言葉と解釈している。

いつかのブログにも書いたけど、本当にそうだと思う。
結局、攻めがしっかりしてないとどんな技でも一本につながらないんだと思う。

さて、基本稽古の後は、先生方に稽古をお願いする自由稽古の時間。

もちろん、Si八段へお願いする。
先週同様、今回も面打ち主体。というか、面打ちのみで終わった。
でも、やはり、前後の方々と違い、とにかくドンドン打ち込んでいく、
短い時間の稽古。

それでもって評価してはいけないんだろうけど、やはり、私の剣道は前後の方々と比べ、
先生との攻め合いは許されない、そこまでのレベルと認められてないんだなと実感します。
悲しいんですよ。高校までは、剣道に明け暮れる毎日で、それなりの試合経験も積んで・・・。

でも、やはり、大学以降8年間は剣道やらなかったツケなんだろうな、これが。

そういうレベルだと、きっと認めたくない自分がいるから、そう思うんだと思う。

でも、これが今の俺のレベルなんだよ。先生方との攻め合いを語れるレベルじゃないんだよ。
認められない自分が情けない。

さて、本日はSi先生の次に、七段のTa先生へ稽古をお願いした。Ta先生は、いつも
温く私の剣道を見つめて下さっている。

意識したのは、一足一刀からの面打ち。それだけ。小手で抑えられても、胴に切り返されても。


稽古後、まずSi八段からは、ドンドン打ってきなさいとのこと。それから、言われたのは、
私の剣道は真っ直ぐで癖が無くてイイ、とのこと。

さて、ここで、思います。真っ直ぐで癖が無い剣道でイイとお褒めの御言葉と思います。

でも、試合に勝てないんですよ。そもそも、本日の攻め合いから打ちあう稽古でも、
私は一本にできなったのに、相手から打たれたんですよ。ちなみに、決して相手の
打ち方は変な癖が無く自然なお姿と思います。そのようなお相手から打たれてるんですね。
相手の方がよっぽどイイ剣道ではないでしょうか。

真っ直ぐで癖が無くてイイと言われても、自信が持てません・・・。


Ta先生からは、Si先生から何を言われたか問われ、回答すると「私もそう思う。」と
言われ、今のままの剣道で続けるよう言われました。

で、今のまま続けたら、私の剣道はどこに向かうのでしょうか・・・。
どなたかお答え頂けませんでしょうか。

試合に勝てないと意味は無い、とは思わないようにしてます。それにまつわることが
きっかけで剣道を再開したことは以前書きました。

でも、試合に勝ちたいんですね。勝つ人みてると、カッコいいじゃないですか。

もちろん、試合の勝ち負けは、剣道にとって二の次のことだと思ってます。

でも、試合に勝ちたいな。
勝てない剣道に意味はあるのかな。
このまま続けて、私の剣道はどこに向かうのかな。

そんなこと考えてたら、モチベーションが下がり、近いうち剣道辞めるんでないか、
ふと、そんなこと考えました。

が、すぐ、訂正しました。

だから続ける意味があるんだと。課題があって稽古するなんて、贅沢じゃないかと。

ということで、気を改めて稽古します。
少なくとも、当面、「真っ直ぐで癖の無い剣道」のご評価を大切にして、
素振り、稽古に励みます。

ちなみに、Ta先生からは、Si先生にかかる時は、もっと自信を持って、
また、一つ一つの打ちの際に、もっと攻めて打つようアドバイスがあった。

やっぱり「攻め」だな。課題。

つまりだ、だからこそ、振りかぶった面を主体に稽古すべきだと思う。
振りかぶって当たらないなら、攻めが足りない証拠だと思う。
攻めが足りないのを、刺し面で当たったことで「俺剣道うまい」とは思いたくない。

振りかぶって面。その為に、しっかりと攻める。

「攻める」って、何をすると「攻める」となるのか。

考えて、剣道したい。

ちなみに、毎週木曜のSi先生の稽古会は、運動量は小だから、身体的には辛くないです。
ただ考えさせられます。その考えさせられる時間が、とても貴重に思えてます。

本日のSi先生の御話を伺う際、私の顔を見て一瞬間があった。
話すことが無かったのに、何とかひねり出すお時間だったのかもしれない。
それでも頂けたお言葉。大切にせねば。

けなも

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