2/8(土)
全国的に、そして、もちろん、住んでいる所は大雪でした。
とは言え、稽古をするために、街の道場へ。車で向かった。
故郷の雪の状況を考えると、俺自身、車を動かすことに抵抗は無かった。
いつもなら車でいっぱい(8台前後)の道場の駐車場は、この日は、0台。
俺の車で1台目。まさか稽古が中止となったか?と思ったが、
車から降りたら道場から稽古をしている音が聞こえた。
道場に行くと、いつもなら先生方が複数名、全体で10名以上、
多い時で30名弱位?いらっしゃるのに、社会人2名の男性と、
3名の女性、それに数人の子供たちのみ。
こんなのは珍しい。やはり雪の関係か。2名の男性は既に基本稽古中。
女性たちは、子供達の相手をしていた。
で、俺は、こんなこともあろうかと、素振り用の木刀を持参しており、
道場で1,000本素振りした。鏡の前で実施。
すると、木刀を真っ直ぐ上げられていないことが分かった。
色々試行錯誤した結果、基本的な事だが、左手で押し上げるように
振り上げると真っ直ぐ上がることが分かった。知っていて当然のことだったが、
改めて、左手の使い方の重要性を実感できた。
で、面をつけることなく、素振りで稽古は終了。とは言え、やはり
1時間以上、素振りしていた。
道場での素振りは、外で靴を履いての素振りと比べて、やはり
より実践的な足さばきができる。
そうそう、外で靴を履いての素振りは、どういう条件でなるのかは不明だが、
膝が痛くなる。それが外で素振りする際の悩み。癖になりそう。気を付けたいこと。
長い目で見て、膝はとても大切だから。
2/9(日)
雪のピークが過ぎた日は、路面が凍っているだろうと思い、
この日はバスで道場へ向かった。
ただ、道は雪が溶けずに残っている。バスを降りてから道場までは、
キャリーバッグの防具袋で移動したが、雪で防具袋を円滑に引くことができなかった。
何とか道場に着いたが、いつもの日曜の稽古なら、八段の先生の下、複数の先生方が
いらっしゃるはずだが、この日もまた結局、To七段と俺含めた3名の男性、3名の女性と
数名の子供たちだけだった。
To七段からは、個人での自由稽古にしようと言われ、最初、この日も素振りに
徹しようとした。素振りの最中、後から道場に来た社会人の方から雑談と、
基本稽古やろうと話しかけられた。素振りの最中に雑談を受けたのは多分初めてで、
平常心を失った。しかも、その日も素振りを実施すると心に決めていた。
面を付けての稽古をやる気はなかったので、どう断ろうか考えた。
しかし、これも付き合いと思い、やむなく面をつけた・・・。
当然ながら、基本稽古で終わらず、その方とは地稽古となった。
そして、結局To七段も面をつけられたので、稽古をお願いした。
稽古して思った事。
1,000本素振りを継続してきたので、少しは「強く」なったかなと思ったけど、
基本稽古の相手からはドンドン打たれたし、To七段からは子ども扱いに等しい、
かかり稽古のような形となった。俺の後、To七段にお願いした、俺より10歳以上若い
女子大学生(インターハイ2位)の子とは、じっくり稽古していた。
1,000本素振りの効果に、それなりの期待をしていたせいか、まったく相手にされなかった
剣道しかできない自分にガッカリした。
で、その女子大学生との稽古を見て思った事。俺との違いは何か。
女子大学生はむやみに打って行かない。例え一足一刀より近間になっても、
じっと構えている。To七段もそれに応え、じっとしている。
「見た目」は、つまり、そういうことかと。じっとして、打って行かないことが大事かと。
この感想は、多分、本質が分かっていない感想だと思う。ただ、外から見ると、
そういう風に見える。
実際、俺が、打って出ず、近間になったら、果たして先生方は評価するだろうか。
いずれにせよ、基本稽古の相手、To七段を相手にして、仮にこれが試合だったら、
まったく歯が立たないなと思った。
と言うか、何と言うか、「試合用の剣道」というのは無いにしても、いざ一本勝負と
言われた時、何をして良いのか分からない。
自分は基本通りに面を打って行こうとするし、突き詰めると、
試合もそうあるべきだと思う。でも、まったく勝てる気がしない。
その意味は、つまり、まだまだ基本稽古が足りないということか。
もしくは、稽古のための稽古になっていて、実戦のための稽古になっていない、
ということか。
To七段と稽古していて、体が思い通りに動けないほど、逆に思い通りに攻められた
感が強い。「ここだ!」と思わせた部分があったらしく、普通に、一歩入って、
真っ直ぐ面を打たれた。あっさりやられた。クソ!って感じ。
と、今日は、とても気分が悪い。悔しいし、解決の糸口が見えない。何をして良いのか
分からない。
だけど、それでも1,000本素振りは続けようと思う。結局、道場で素振りは
中途半端だったが、さっき、夜、残りの本数を素振りした。
気分が、良くても悪くても、続けることに意味があると思う。
強くなりたい。
今日の稽古で、1週間後の試合で、勝てる自信がまったく無くなった。
まったく。
が、吹っ切れて、思った通りに精いっぱいやって、何と言うか、勝ちを意識し過ぎず、
自然体の自分らしい剣道で、試合して来ようと思う。
以前も書いたが、一回戦で負けたら、カッコ悪いとか、わざわざ地元に帰る
(交通費がとてもかかる)んだから、一回戦で負けたらアホらしいと、頭をよぎる。
でも、(自分への言い聞かせだが)一回戦でも、試合に出ようとして、実際、その場に
立っていることに意義を感じたい。そして、そうさせてくれた家族や、関係者に感謝
しないと。
嫌なことがあっても、諦めない。前を向くだけ。つまり、いつも通り素振りをするだけ。
素振りの精度を1ミリでも上げる気持ちで。
続けることに意味があると自分に言い聞かせ。
けなも
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