5/29(日)
昨年秋に、準優勝となった試合の春版。
秋同様、まずは、午前中、街の道場に参加。
気温がそこそこ高い。
Ku範士八段に久々に稽古を頂く。右手の力が抜けて良くなったとお話を頂いた。
が、私の前に稽古をつけてもらっていたA君(私より10歳くらい年下で、5段。
良い剣道される)との稽古を濃密にされていたのに対し、私の場合、結局、
打ち込みに近い稽古となり、そこに差を感じ、残念な気分になる。
(他人と比べなければいいのに・・・)
結局、3名の先生方に稽古をお願いした。先週の会社稽古における練習試合で
負けが続き、失望していたが、自らを奮起させるべく気合を入れて稽古をした。
やはり、攻めに負け、下がった所を打たれる。無用に「下がる」のは、私の欠点だと
改めて実感する。
さて、暑い中、外を歩きながら、近くの体育館の昼食スペースで、持参した弁当を
食べる。
体調もそれほど良くなく(前日深夜、コーヒー飲みながら本読んでた)全部食べ切れず、
しかも、午後の試合に遅れそうに思えて、12時30分頃、体育館を出て試合会場へ
向かった。
結局、試合が始まったのは、14時近くだった。一応、余裕持って到着した。
体調が良くなかったのは、変わらないが、自分なりに整えていった。
さて、試合のこと。
一回戦、外国人。しかも、なかなか動きがいい。気を抜けない。
ここは日本人として、正しく立派な剣道をせねばと、気合いを入れ、
自らを奮い立たせる。
私より背の高い方、苦手意識あり、しかも動き良いので、何度か下がった。
ほんと情けない。
何本か、私から面を打ったが、なかなか届かない。
が、どこかのタイミングで、多分、前に出て面を打ったら当たった。
一本。
実は、苦手意識が拭えず、あとは逃げたかった。情けないとは思ったが、
「ポコン」が嫌だった。
すると、相手が面を連続で打ってきた。そして当てられた。俺が審判なら
取ってたかもしれないが、旗は上がらなかった。俺は思わず頷いてた(苦笑)。
その刹那、(ここが記憶無い所)一気に攻めた。どういう展開だったか正確に
覚えてないが、お互い近間になって手元が上がった。次の瞬間、面を打ってた。
一本。
俺の勝ち。なんだけど、最初から、そういう攻めが何故出来ないのか。それが課題。
2回戦。過去、1回戦で一度対戦したことあるかた。
防御が強いというか、なかなか隙を開けない。何度か面に飛ぶが、そのうち、
喉元に竹刀が刺さったり、肩の辺りに竹刀を置かれ、不十分となる。
延長に入り、相手が攻めてきて、面を打たれた。1回戦同様、俺が審判だったら、
取ってたかもしれないが、審判は旗を揚げなかった。そして、私は頷いてた(苦笑)。
その場面が解かれた刹那、今度は、私が攻めて、そのまま面に乗った。
一本。
なぜ、最初から、そういう攻めが出来ないのか。課題。
それにしても、無意識でそのような攻めを実施しているが、それまでの間、
意識して攻めている間、左足のヒカガミが曲がっている。
そして、重心も、なんとなく、整ってない。左足が余計に後ろに開いている。
今日得た課題は、ヒカガミを伸ばしながら、いつでも打てる態勢を作ること。
大きな課題だと思う。
それが、今の自分に必要なのではと感じた。
3回戦。今度は、相手が上段。上段に試してみたかった構えがある。いや、
「構え」と言ってしまうと、先生方は怒ると思う。
とにかく、右腕側に竹刀を上げて、右小手を守りつつ、面も守る構え。
どう考えても、相手はやりにくい構えだと思ったが、実際そうだった。
打てる箇所は限られている。空いているのは、胴と、突きくらいか。
そうこうしているうちに、相手が2回場外に出てしまった。1本先取。
残り時間が少なくなると感じた頃、相手は中段で試合を続けた。
上段を諦めたらしい。そしたら、突いてきた。それから、逆胴。
両方外れたが。
そのまま時間切れ。俺は、ほとんど打つことなく勝利。こんなんで良いのかと
思ったが、気持ちの中では、この方の上段に対しては、厳しくありたいと
思った為、後ろめたい気持ちは無かった。
さて、4回戦。おそらく、大学を卒業して間もない若い、そして、強い剣道を
する方と対戦した。構えも、動きも、非常にきれいだ。
最初、3回戦までの試合を拝見していると、これは手ごわいと見ていたが、
同時に、俺が勝つなら、多分、飛び込み面だなと思った。
試合開始。やはり、手ごわい。
結論から言うと、俺の面を返され、とっても、きれいに胴に切られた。
実は、その前、俺は一本と実感した、俺の面が一本にならなかった。
非常に悔しかった。気持ちを切り替えたが、振り返ると、その一本が一本に
ならなかったのは、非常に大きい。
それが一本と決めるのは審判だから、上記のコメントは不謹慎だが、
率直に感じたことは事実なので、記載する。
いずれにせよ、一本と認められなかったんだから、一本に必要な要素のうち、
何かが欠けていたと受け止めるしかない。
それから、この相手と対戦している中で、スタミナ切れを感じていた。
暑い日になった。体調も優れなかったのは、暑い中、朝から歩く時間が長かった
ことも影響すると思う。
その上で、詰めの甘い攻めになっていたと思う。スタミナ切れで、厳しく攻め
られなかった。
一本とられた後、このまま負けることを容認している自分がいた。取り返すスタミナが
無いというか。
思ったのは、打ち込み、かかり稽古が必要と思った。疲れている中でも、厳しい攻め
の力を養わないと、限界はすぐにやって来るんだなと感じた。
それから、面主体で打って行ったが、結局、相手には面が来ると容易に想定させた、
だからこそ、あれほど、きれいに面返し胴を打たれたと考えてる。
その意味で、やはり、技のバリエーションが少ないと、改めて思った。
ということで、今日の教訓。
1.試合開始から、厳しい攻めが出来るように稽古すること。
2.疲れても、厳しい攻めが出来るように稽古すること。
3.面以外の技のバリエーションを増やすこと。
思ったこと、記憶新たなうちにと思い、一気に書いたが、日本語も雑に、そして、
長文になってしまった。
私以外の読者の、読む気力を割いたと思われるが、ご容赦下さい。
けなも
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