2018年11月11日日曜日

剣道における素振りの効果・効用

色々なブログを見ると、

剣道において、素振りは意味がないなどの趣旨の話を見かけると

ちょっと一言申し上げても良いかなと思い、思う所を書いてみようと思います。

結論から申し上げますと、

剣道における素振りは、

目的と方法をしっかり定めた上で、意味はあります。

換言すると、

剣道で上達したいなら素振りはすべきです。

よく、筋トレすればO.K.、面付けての稽古してれば、
素振りは不要という趣旨の話しも聞きますが、

実は否定はしません(笑)。

簡潔に言うと、

私の高校時代は素振りはしないで、
範士八段の下での普段の稽古と、ウェイトトレーニングをして
それなりの成績を収めてきました。

ムキムキの筋肉で、あだ名はアーノルド・シュワルツネガーとさえ言われました(笑)。


しかし、その後、浪人し(剣道推薦なんて俺の生き方には無い。「勉強」で大学に行きたかったという俺の意志)、
大学で剣道して、しかし、その後、剣道を8年間しない(剣道が嫌いになった。笑)で
いたら、当然、筋肉なんて衰えている。


2008年剣道再開後、

仕事激務で面付けての剣道は、月(「週」じゃないですよ!)に0回~3回で、

普段は数百本の素振りを続け、

1,000本素振りを2014年~2017年と続けて

思うのは、

素振りって、

たしかに、手の内を鍛えてくれるし、1,000本素振りを続けていた頃は、
「普通の人」よりは稽古している気にさせてくれたし(勘違いによる自信が付く)、
それが基で、昇段もするし、試合にも勝てた。


誤解を恐れずに言うと、ウェイトトレーニングは、意味がある。
しかし、年齢と継続性に限界がある。

なぜ、俺は90歳くらいの範士九段・倉澤照彦先生に対して軽くいなされたのか。
筋肉じゃない。

一言じゃ表現しきれない。

先の先の先を読まれたんだ。当時三段の私に対し、良い三段だと評され嬉しかった…。

(倉澤照彦先生のご冥福をお祈り申し上げます。先生、本当にありがとうございました。今後の稽古に活かして参ります。参考:http://kenamo.blogspot.com/2013/01/blog-post.html


話が逸れた。


端的に言うと、


筋肉を鍛えるのは意味がある。ウェイトトレーニングをドンドンやれば良い。
若いうちの、試合に勝つという目的の下。


ただ、長く剣道を続けることを考える。


もし、自分が70歳、80歳、90歳だとして、その時もウェイトトレーニングを
続けているだろうか。続けられるだろうか。


「分からない。」

率直な感想。

しかし、

「多分、続けられない。」

それが、もっと率直な感想。



でも、素振りはその歳になっても続けられる自信はある。本数は分からんが。



将来も続けられる「稽古」を続ける。


長く続けられる稽古を長く続ける。

それが俺の信念。

高校時代、ウェイトトレーニングを実施してきた。
効果はたしかにあった。


剣道を再開した今、ウェイトトレーニングは、無理だ。
そんな器具は、

夜中の2時、3時帰宅後に用意されてない。


少し離れた所に24時間営業しているジムはあるが、
じゃあ、いつ寝られる?(笑)

かろうじて数時間寝て、また会社へ向かう。

そんな過ごし方を何年過ごしたか。


そんな時は、家の中で、短い素振り用木刀で、
かろうじて、50本素振りする。

50本(笑)。


しかし、やらないのと、やるのでは、その後の剣道への気持ちが切れない。


肉体的には衰える。とにかく衰える(笑)。


しかし、8年剣道をしなかった者からすれば、

数日剣道をやれないことは問題じゃない。


「続ける」


それが重要。


「ウェイトトレーニング」を「筋力トレーニング」と換言しても良い。


夜中に、肺がフル稼働しては、もう寝られない。


いや、腎臓が悪い俺としては、眠りに就こうとする前のわずかな時間は、
呼吸を整え整え、というトレーニングしか受け付けない(笑)。


眠りにつかねば、俺はネフローゼが再発するとはよく知っている(笑笑)。


素振りは、たしかに心臓バクバクするが、呼吸で整えられる。
そして、布団に入るという「習慣」が確立しようとしている(もう何年もしていて、まだ「確立した」と自信もって言えない笑)。

そう、俺にとっては、素振りしかない。


剣道再開してから、たしかに、試合はほとんど負けてばかりだけど、
たまに上位入賞することもある。それはひとえに素振りで培った手の内のおかげ。
すげー、ちっちゃな効果だろうが(笑)。


素振りできる体であること自体には感謝している。
家族に。これでも、一応「健康」の方にはいると思う。
過去、ネフローゼ発症して間もない頃は、障がい者手帳を持っていた時と比べれば、
今は、たしかに普通に暮らせている。それは、確実に、ネフローゼで苦しんでいる
患者さんからすれば羨ましい話だ。ベッドの上で、俺は、今のように普通に生活
出来ていることは想像できなかった。だから、今に、家族に、支えてくれる皆に
感謝している。

加えて、網膜剥離に関しては、武道具屋さんのおかげ。ぶ厚い面。



話がまた逸れまくった(笑)。



俺にとっては、月数回の面を付けての稽古と(ちなみに、11月は4日の1回だけの見込み)、
毎日の素振りしか稽古が無い。


それでも強くなりたい。



また、話が逸れた。


素振りは、意味がある。
どういう目的の下、どのように行うか、その点はヒトそれぞれですので、
それによって、効果はそれぞれでしょうが。

参考情報(同じ内容ですが)
http://yymy1126.com/archives/51648823.html
http://mamoogawamio.lemonblog.co/entry/112/




本当は防具のことを書きたかったけど、素振りのことで、
本ブログはしゅうりょー。




けなも

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