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夏季休暇明けの仕事。早めに切り上げようと、18時50分頃には会社を出た。
外は小雨だった。
帰宅は19時30分過ぎだったが、その時までには小雨から普通の雨に変わっていた。
(「普通の雨」って、何て言うのが適切なんだろう…。)
で、帰宅途中から「普通の雨」になっており、帰宅時はずぶ濡れの状態だった。
最寄駅から徒歩15分程。その徒歩の間は、傘の用意が無かったので、かと言って、
「買えばいい」と言える程、お金が裕福に無いので、一時の我慢と言い聞かせ、
歩いた。が、ずぶ濡れで帰宅という始末。
でも、当然、雨だから「素振りをしない」という選択肢は無く、木刀を持って、再び、
外に出た。帰途に就いた頃より、雨は強くなっていた。
昨日(8/31)にも記載したメニューの順番で、素振りを開始した。
一歩攻めて面打ちのあたりから、更に雨が強く、そして、多く降ってきた。
これから、メニュー上は、一番心肺に負担がかかる早素振りを控えている中での
強い雨だった。
そして、早素振りを実施した。
ひどい雨の中、そして、普段なら気にしてはいないが、「ひどい雨の日でも素振りを
している俺」のことを、隣のマンションの方は、どう思っているだろう、という思いを
持ちながら、早素振りを実施した。
と言うのも、以前、社宅に住んでいた時、雨の中でも(しかも夜中)素振りを実施している
俺を見て、ある奥様から、とても驚いた(ニュアンスとしては、「ショッキングな光景」)と
いう感想を、俺の家族が聞いたという話を知った時は、「不気味な光景だったのかな」と
思ったことがあった。
なので、本日の素振りの姿も、笑える前向きな楽しい光景ではなく、恐ろしい光景に
映ったら怖がらせるのではないかと恐れた中での素振りであり、早素振りを迎えた。
ひどい雨だったが、その雨が口に入ってくるのは避けたくて、顎をいつも以上に引いた
形で早素振りを始めた。10本一呼吸だったが、いつも以上に途中何回も息苦しくなった。
50本の2セット目の最後の方で、息を吐くこと自体困難となってしまい、何とか素振り終えたが、
その不完全さが、次の30本1セット目を40本にさせた。が、その2セット目の終わりで、
同じく息を吐くこと自体困難となり、次の20本1セットを30本にした。
いずれにせよ、顎を引きすぎて、呼吸が苦しくなったかなと思った。
同時に、上述の通り、いつも以上に周りの目を気にしたこと、雨の勢いが凄まじいと
感じたことなどが重なり、普段の早素振りよりも、色々な点で負荷が大きかった。
が、何とかやりきった。
ちなみに、木刀を持つ柄は、もちろん、濡れているので、所々で滑っては、本来あるべき
手の内の作用は、実践できていなかったと思う。そういう意味での負担もあった。
最後の切り返しにおいても、息を吐ききれずに左右面を実施した場面があったり、
左手が中心から大きく外れるような注意力散漫、つまり、雑な場面があった。
「待て。継続することを重視するなら、『完璧』を目指さずだ。」と言い聞かせながら、
多少の「逸脱」には寛容になりながら、しかし、納得がいかない部分の何点かは
素振りをやり直したりした。
いずれにせよ、とてもひどい雨の中でも、1,000本をやり切った。そもそも、素振りを
開始する前から、「今日は技術より、精神面が試されている。」と自分に言い聞かせ、
とにかく1,000本素振りを実施し、やり切ることを決意して、やり切った。
雨が降っている中の素振りは今回が初めてではない。社宅の時も、今回と同じくらいの
大雨は、たしかにあった。
ただ、今回は、環境が変わって、従来よりも周りの目が存在する中での素振りだったので、
周りを気にしながら素振りを実施した分、精神的に相応の負荷を感じていた。
ちなみに、なぜ、竹刀でなく木刀を使用しているかと言えば、竹刀だと柄は適宜交換する
必要があるので、費用がかかることを極力避けたかったということがある。また、正しい
手の内をつくる意味も込めて、柄部分が小判型であることを重視した。
そして、雨の日でも、素振りが出来ることを重視した。竹刀では、濡れた分、カビが
生えないか心配になることと、濡れながら長期使えば、竹自体も劣化が激しく、
竹刀交換に費用が発生しそうなことも避けたい思いがあった。
高校自体の恩師である、範士八段のお言葉で(でも、又聞きで、一言一句正確ではないが)
「雨風も、自分を励ましていると思え」というお言葉がある。
「雨が降る」という事実自体は、ある意味無機質な客観的事実である。それをどう捉えるか、
恵の雨と捉えるか、降られては困ると捉えるかは、自分次第という話を、また別の方から
聞いたことがある。そのような中、上記範士八段のお言葉には、素振り継続を励まされる
思いがしている。
眠い・・・。
本日の素振りは、上述の通り、激しい雨の中、周りの目を気にしながらの中、
そして、いつも以上に思い通りに手の内をつくれない中、呼吸も苦しい中での素振り
であり、いつも以上に、つらかった。精神的、肉体的に負荷がかかった。
でも、本日、素振りをやり切って良かったと、素直に思っている。
全日本実業団剣道大会では、がんばろうと、改めて、そして、前向きに思った。
ところで、世界選手権のチケットを購入しました。1階1列目!よし!
男子団体だけだけど、よくよく観たい。
けなも
一列目!すごい。
返信削除世界大会楽しみですね。
私も行きます〜。