2026年5月2日土曜日

2026年5月2日 分かった。俺の七打審査で足りなかったこと

5/2(土)

町の道場へ。
いつも以上に参加者がいるように思えるが、
いわゆる教士七段陣は限られていた。
恐らく八段審査を受審の為に京都に向かわれたか、
審査ではなくても立ち合いに臨まれる為に京都に向かわれたか、
その割合が多いのではと推測した。

さて、Ku教士七段から指示されて、七段審査を受審予定のSaさんと稽古した。
Ku教士七段から、私が元に立てと。
ほぼ準備運動もなく始めたので、とりあえずSaさんが面に来ても
身体が言う事を聞かないというか、軽く汗を流す為の準備運動的な感じでやらざるを得ず、
私が元に立つのも何だか変な感じがしたので、数分で終わらせた。

Saさんは、それまでに何人かと稽古はされていたようで、
私の稽古も比較的楽にされていたような印象を受けた。
申し訳ない気分もあり数分で終わらせたというのもある。

次に、Shoさん。5/9名古屋で昇段審査に臨まれる。
審査形式で1:30程度の立ち合いを連続で2度実施した。
何本か頂いたし、何本か打たせて頂いた。
六年前は一緒に六段審査を受けて一緒に受かったが、
今回私は先にダメだったから、Shoさんに合格して頂くことを願うしかない。


その後、Ku教士七段と稽古。いつも通り、打ち込みのような形。

その後、再度Shoさんと1:30程度の立ち合いを、結局5回ほど。
Shoさんは時間があれば道場へ向かい、多ければ1日に午前、午後も稽古されるとの事で、
やはり立ち合いの回数を重ねる度に、集中力、体力の持続という意味では私の方が劣ると実感した。




さて、道場を後にして、ふと頭をよぎったことがあった。
先日の京都七段審査の際、自分の審査の姿を動画に撮りたくて、しかし、会場には置けないとのことで
2階席にスマホを置いて、録画スタートのボタンを押して再度会場に向かい面を付けて自分の立ち合いに臨んだが、
結局、自分の立ち合い以外の、他の方々の立ち合いも動画に残っている。
今回、自分の番号が載っていなかった合格者の張り紙を写メしたが、
そう、私の前後の合格者の方の動画が残っていた。
順番を辿ってその合格者の方々の立ち合いに行きついた。





2つ前の組と、1つ後ろの組で合格した2名の立ち合いを見た。





そして、分かった。


合格者の立ち合いにあって、自分の立ち合いに確実に無かったモノが。

それは、応じ技主体の立ち合いという点だ。


まず、「目に見えるレベルでの客観的な動き」に特化して述べると、

合格された方の立ち合いは、全て初太刀は相手から打ってきていて、それに対して合格者が面すりあげ面で応じていた。
その後も、自分から打っていかず、相手が出てきた所を面すりあげ面、相手が小手面と乗ってきた所に合わせて、相手の小手の次に面に飛び面を取る、
その後も、面すりあげ面、みたいな感じ。

ご自身から打ちに行った面が唯一各回一本あったが、相手に返されて胴を打たれていた。

5回前後打ち合う場面があったとすると、4回はすりあげ等の応じ技、自ら打ちに行く技は1本、

そんな割合だった。

これは、不合格者の私だから言える(ちょっと炎上覚悟で言う)ことだが、申し訳ないが、
構や、打った後の姿がキレイだとは思えなかった。2名のうち1名は、何と言うか、面を打った後バンザイのような形で、
道場の先生からすぐに残心を取れと注意されそうな、流れた形だったり、
力ないと言うか、風格?のようなモノはあまり感じられなかった。

だからこそ、審査員に評価される観点はそこじゃないと学んだ。

そうではなく、相手が打ってきた所を、カタチがキレイが否かは別にして、確実に一本を取る打ちをしているという点だ。



私の立会上、仮にそれが該当するならば、それは面返し胴くらいで、あとはほぼ自ら打ちに行った。
強いて言うなら、1人目の際、面すりあげ面の要領で相手の打ちを制したつもりだったが、一本にはならず、単にすりあげもやってますアピールでしかなかった。


「目に見えるレベルでの客観的な動き」としては、そういう「大きな」違いがあった。
正直言うと、私の剣道感とは距離があった。だって、(これまた不合格のみだから、敢えて、敢えて、敢えて分かりやすい言い方をすると、だよ!)
相手が打ってきてそれに合わせて打つなんて楽じゃん(繰り返すけど、敢えて、敢えて、敢えて分かりやすい言い方をすると、だよ!)。

どちらかと言うと、私は面にこだわってきたが、相手もこちらも構え合っていたら、スキが無いわけで、しかしそれでも面を一本取りに行く、
構えて、触刃から交刃に入り、一足一刀に入り、さらに一歩打ち間に入り面を打つという、そっちの方がどれだけ一本とするのが大変か、


その大変さが分かるからこそ、それでも一本を取ることでこそ、高い評価を得られると思っていた。



しかし、違うということを今回は学んだんだと思う。

求められているのは、「相手を遣う」ことをしっかりやっているということを審査員にアピールしないといけない。


合格者にはあって、私の剣道に(ほぼ)無かったのは、その点だったということを理解した。




合格者の立ち合いを見て、それで合格できるんだ、そういう剣道でいいんだ、
真っすぐ面を打つことよりも(繰り返すけど、敢えて、敢えて、敢えて分かりやすい言い方をすると、だよ!)
楽に剣道したら昇段できるのか、という事を動画を見て感じた。


と書くと、絶対に気分を害する書き方になっていることは分かっているし、


そもそも、「目に見えるレベルでの客観的な動き」に特化した記載をしているという点を忘れないで欲しい。


結局、
①相手に「打てる」「打つしかない」と思わせ、打ってこさせる攻めをしないといけないということ。
その為に、攻めの工夫が今以上に何倍も必要という事。
②単に、動体視力を養い、ムキムキの筋力をつけて素早い動きを身に付けて、
相手が出てきた所を打ちに行く、ではない、ということ。
 相手に、「そうせざるをえない」と思わせるまでの強さが必要ということ。
 何をやっても打たれると思われる恐怖心を持たせられるほどの実力(気力、体力)が必要だという事。
当然、相手がどのような打ちをしてきても、こちらが対応できるだけの稽古を積んでおかないと意味が無いということ。





それだと思う。俺に足りない事は。





ありがとうございました。




けなも

2026年4月30日 初の七段審査へ臨むが、不合格。

4/29(水)祝日

前日4/28(火)は夜までお客様との懇親会であった。
本来ならば4/27(月)夜にでもジョギングしたかったが、結局その日も22時30分過ぎまで会社で仕事をして
ジョギングは諦めた。

4/26(日)、会社の稽古会で上半身がカタイ事を指摘された結果、
下半身が活かせてないことを良くないと認識し、審査までの残り時間、
下半身が、せめて剣道に活かせる状態にまでもっていきたいと思っていた。
その一つの対策がジョギングだと思って、4/27実施予定だったが上述の通りで諦め、
かといって、4/28(火)お客様との懇親会の後の21時30分頃からは、残作業をすべく23時まで営業しているスタバで、

23時過ぎてからは、一旦帰途に就きつつ、最寄り駅の側にある松屋で定食を食べながら、
午前0時20分頃まで仕事をした。
疲れてしまい若干ぼーっとして、とぼとぼ家にあるいて20分程。午前1時30分頃。
諦めていつも通り、素振り用の木刀で素振りを実施し、形の一人稽古も実施しながら、
何だかんだ、風呂も上がって寝る頃には既に午前4時を過ぎていた(いや、5時近くか?)。


身体の疲労は結構たまっていたと認識している。本来ならば午前10時台の新幹線に乗り京都へ向かう予定だったが、
東海道新幹線のEX予約で時間帯を変更し午後に京都へ移動することにして、
午前いっぱい布団に入る事にした。

そして、4/29(水)祝日・午後、朝食兼昼食を摂った後は、一休みしてから(やっと)ジョギングを実施し、
その日分の素振りを実施し、形の一人稽古も実施し、
そして、京都へ向かうべく品川駅へ向かった。
結局、17時28分品川発の新幹線に乗った。すぐに駅弁を食べた。
京都に着いたのは19時32分だったか。
京都は寒かった…。

宿泊先までは乗り換え、バスなどで結局、20時20分頃到着。小雨が降っていた。

その日分の素振りなどは既に終わらせていたので、
まずは温泉に入ろうとしたが、小腹が空いてすぐ近くのローソンでお握り、から揚げ、ゆで卵などを購入。
食べてから温泉へ。

その後、もう何か月ぶりかのマッサージを受けることが出来た。
首が凝っていると言われ、結構念入りに男性マッサージ師がマッサージしてくれたが、
ここまで硬いのは単なる肉体的な原因ではなく、精神的なストレスも原因として考えられると言われ、
納得する部分があったが、

結構強めにやってもらったが、確かに痛かったが、しかし、マッサージ後、確かに首が多少楽になったのは意外だった。
過去もマッサージ店に行くと硬いと言われる首だったが、とは言え、どうしようもなく、固いままだったから
首が柔らかくなるという事自体がまずありえないと思っていたので、今回「楽になった」という感覚自体を得たことが意外だった。

いずれにせよ、それも終了して23時30分台。

翌日の準備をしていたが、最大の懸念は、竹刀だった。
ここ最近、ずっと柄の長さが気になっていた(以前のブログにも記載したが)。

しかも、一番長い柄で、比較的安定した姿勢が保てる柄がついている竹刀の剣先が
直近の稽古で多少青がかっていることが気になっていて、

そもそも候補竹刀を全部で5本持ってきていて、最後どれを使おうか決めかねていた。
後に触れるが、そもそもその状態が審査前日の夜、いや、審査当日の朝まで決めかねていたという事自体が準備不足である。
書くこと自体恥ずかしいが、これも事実。

そうこうしているうちに、持ってきて服用した睡眠薬が効いていて、そのまま眠りについた。






4/30(木)

甘さは睡眠にも出るが、当日の京都は寒かったとは先ほど記載したが、結局、何だか寒くて眠りが浅かった。
朝8時に起床する計画でいたが、7時前後くらいからうっすら目が覚めていて、もぞもぞしながら、
寒いから温泉に入り直そうかとか思い巡らせながら、結局8時30分に起きた。

ダメだよね…。

まずは午前9時までの朝食会場へ向かい、朝食を摂る。
その後、温泉で身体を温めようか迷ったが、それよりもスウェットに着替えて、雨降る外ではあったが、
近くの公園で軽くジョギングをした。軽く汗をかく程度に。それはそれで良かったと振り返っている。
そして、午前10時30分過ぎにホテルを出て審査会場へ向かった。

六段審査時と比べたら、全然ましだったから、褒めた内容ではないが私からしたら上出来な朝だった。







会場にも比較的余裕をもって到着。
身体をあたためることも、多分、他の受審者よりも念入りにやったように思える。

強いて言うなら栄養ドリンクを用意する予定だったが、失念していたくらいか。

午前の部が終わり、垂に貼り付ける番号を受け取る為に少し待つ。

順番に名前が呼ばれ、自分がAだと分かる。間に休みが取れる順番だと認識する。

審査が始まる。



一組一組が終わる。


カメラ設置は会場は不可とのことで、
間もなく面を着けるという直前に2階にカメラを設置した。

そして、自分の番が来た。

ちなみに、お相手はBとDとは分かっていたが、自分より背が高いお二人だった。
その時点で苦手意識を持って対峙することになった。



さて、一人目。
いつも通り立ち上がり、最初面に飛ぶが、相手が面返し胴に竹刀を動かすその竹刀の先に私の竹刀が当たり、
私も相手も不十分な打ちから始まった。

次、私が裏から面に飛び、それは一本取ったと自覚している。

その後は、私が面返し胴で切った。ただ途中相手が小手面と来た。剣筋は見えていたが、私が動いた所でもなく、
審査員から見れば評価されないと瞬間的に思い、変に動かず、結果打たせた形となった。
今となってはさばいて打たせはしない必要があったと考えているが。
再度面に飛ぶなどして、比較的私が優位に立った実感があり、
1回目にしてはまぁまぁ上出来だと正直思った。だから2回目は大事に立ち会わねばと自分に言い聞かせた。
2回目のDのお相手の姿を拝見するに、それ程、勢いある力強さ自体は感じなかった。
その時に、「これは行けるかも」と頭をよぎったこと自体を、非常に危険に思い、 自分に言い聞かせた。
「全てぶつけてくる」、ただそれに尽きると。

2人目は、初太刀に面を打てた。その後、面返し胴も上手くいった。

また、もう一本面を打てた。
ただ、終盤面に飛んだ際、面すり上げ面を一本頂いた所が今となっては、不用意に打ちに行くべきではなかったと思った点だった。


途中、「早く時間が来て欲しい。このまま有利な状態で終えたい」と思った点が、自分でもその時瞬間的に課題だと思ったし、
その考えを打ち消すほど、攻める剣道になり切っていなかったという事だと思うと、やはり未熟だったんだと思う。
いずれにせよ、初めて七段審査に臨んだが、
今ある力をすべて出し切った実感はあったし、思った以上に上出来だと思った。


いけるか、と思い、すぐに剣道形のおさらいを実施していた。
何人か実技を終えて戻ってくる方々いる廊下で堂々と剣道形の稽古をしていた。
実際、その他の方もやられていた方は複数いた。


一次は合格したと感じていた。





ところが、結果発表で自分の番号が無かった。
初段から六段まですべてストレートだったが、初めて七段の昇段審査で落ちた。

ショックというか、何が悪かったのかが分からないという感覚だった。

取りに来たはずなのに、取れなかった。

「素直に」などという言葉は不要で、まだ七段には認められない何かがあったのだが、
それが何かを、具体的な内容を知りたいという気持ちが強かった。あれ以上の何をすれば良かったのだろうか。

絞りだして考えられることは以下だ。

1.打つべ機会に打突していたか。自分勝手に打っていったように見えたのではないか。
2.安易に打たせた点は良くなかったのではないか。
3.袴をクリーニングに出していたが、気持ち何となく縮んだように思えて、丈が短かったように見えたのではないか、   つまり、着装でNGを食らったのではないか。
4.立ち合い中は打てていたと思っていたが、ビデオで振り返ると面返し胴が詰まった感じを受けた。
5.若干、所作として、両足の踵を同時に上げた場面があって、余計な所作とみられたのではないか。
6.面は、下半身から打てていると見えなかったのではないか。


その他、反省点としては
7.当日朝まで、使用する竹刀の選定で悩んだ。特に柄の長さ、革の新品さに気がとられた。完全な準備不足。
8.「(比較的上手くいっているから)早く終わってほしい」と思った分、どこかにスキがあったように見えたのだろうとも思う。
9.長身相手への苦手意識が何らかの形で剣道に出たのではないか。


それ以外は今の所、分からない。



着替えなどが遅くなり、帰ろうとした頃には、合格者が形の審査も終わって戻ってくる所でもあった。
ふと出口に向かう私に、合格者が声をかけてきて、入り口の看板を背景に写真を撮ってほしいと言う。
これも修行。撮影後、おめでとうございますと言った。
が、こういう経験をしたからこそ思うのは、多分、合格できなかったと思われる方に、
写真撮影を求めないように、私はしようと思った。不合格者への配慮は必要だと学んだ。

帰りも雨だった。



私の剣道はまだ未熟ということ。
次は合格したいが、
今回準備不足だった点を完璧にして次は臨みたい、文句ない立ち合いをしたいと思った。

上記の「1~9」を、次の審査までには克服している状態にして臨まないと、今回の不合格は意味が無いと思った。



「ほろ苦い」審査とか、綺麗に表現しようとすること自体に抵抗あるから、

ストレートに、
七段合格と言う通過点の為の、通過点を通ったに過ぎない。
八段合格を見据えて、今からやるべきことを整理したいと考えている。





けなも