8/27(木)
せめてこの日の夜くらい、近くの道場で稽古会をやっているから
そこで久しぶりに面をつけて稽古をする!
そう決めて朝から仕事をしていた。今日は早退しますと周りに言っていた。
でも俺の運命は、もう読者なら分かっているはず。
夕方打ち合わせが実施され、当初1時間で終了する予定だった。
ところが、予期せぬ事態に発展し、打ちあわせは結局3時間。
その打ちあわせの結果、宿題事項も発生し、結局いつも通り午前0時くらいに業務終了。
恐らくだが、
私には剣道をさせないという何らかの力が働いているとしか思えない。
思えば、2022年10月から2025年9月までの3年間で面をつけての稽古は5回だけ。
2025年10月から2026年4月まで面をつけての稽古は10回強か。
だいぶマシになってきたと感じていた。
ところが、今度は2026年5月から徐々に仕事が忙しくなってきたと思いきや、
2026年6月は、徹夜4回、残業時間は軽く100を超え、150前後と推測。
平日夜はもちろん、土日も仕事、仕事が無くても、土曜の深夜に帰宅し、
床に就くのが朝の3~5時。
近くの道場で愛好家が集まる土曜午前の稽古には残念ながら行ける体力は私は持ってない。
穏やかになりつつも7月も近しい業務状況だった(徹夜は1回で済んだ)。
より穏やかになったであろう8月も、とは言え深夜残業、0時前後の日は何度あったか。
そうやって結局8月下旬を迎えて、8/29(土)七段審査を迎えようとした。
4月京都後は、「今度こそ稽古量を増やして次は合格する。」と考えていたが、
上記の通りで、8月下旬を迎える頃にはまだ審査を受けてないのに「11月にターゲットを合わせよう。」と
思い始めていた。
8/28(金)
仙台に前泊すべく午後2時に新幹線に乗る予定だったが、
結局、8/27(木)帰宅後、眠すぎて素振りをしようと外に出たが余りに眠くてちょっとだけ身体を横にしたくて、
駐車場の車の中で横になった。まだ蒸し暑い夏の夜。多少は涼しくなったことが幸いと言いつつも、とは言え、
エンジンをかけたままでは静かな住宅街の皆様にご迷惑と思い、エンジンは止めて横になっていたら、
帰宅後だったから午前2~3時くらいからずっと寝てしまっていた。
午前5時に目が覚めて、とりあえず、8/27分としての400本素振りを実施し、風呂に入り、
布団に入り直した。
目覚めたのは正午近く。この日は会社を休む申請はしていたので、会社は休んだ。
午後2時の新幹線は変更して16時台に変えた。
3ヶ月以上ぶりに防具袋から防具を引っ張り出し、カビが生えていないかなどを確認した。
「正常な」剣士の皆様なら、審査前日にこの状況を「異常」と感じるはずだ。
私も「異常」とは感じているが、ただただ「どうしようもない」という思いしかなかった。これを書いている今でも。
仙台に向かった。
さすがに久ぶりに面をつけるのが審査当日であることは避けたく、金曜夜に稽古をやっている道場を探しまくったが、
さすがにやっていなかった。
「稽古をやっているか否かはその日道場に行ってみないと分からない。」という道場に向かったのは19時くらい。
ちょうどその頃、問い合わせた先の方からご親切に連絡があり「今日は稽古やってない。」とのこと。その道場まであと徒歩4分のことだった。
繰り返そう。
私には剣道をさせないという何らかの力が働いているとしか思えない。
その後、とは言え諦めきれず、今度は県立武道館が個人利用を許していると聞き、向かった。到着は20時過ぎ。
なぎなたの団体10名程度と、隅っこで一人で卓球の練習をしている男子高校生らしき方がいらした。
3ヶ月以上ぶりに、道着と袴を身に付けて、防具も身に付けた。装着の仕方がぎこちないと感じた。
大きな鏡の前でいつもの400本素振りを防具をつけたまま、小手も付けたまま実施した。
そうこうしていたら、ホタルノヒカリが流れた。21時閉館。
その後、宿泊先へ向かった。
8/29(土)
一言で言えば散々な立ち合いだった。素振りは毎日実施していたが、
こんなに稽古をしてない者が言える立場ではなのは十分分かっているが、
私の2人のお相手は申し訳ないが、私が知っている七段の先生方よりも構えも身なりも打ち方も、
ふさわしさを感じなかった。
調子がいい私だったら上手く一本をとれていると感じた。
立ち合い前は。しかし、今の状態では未知数であるとも自覚した。
が、結果は散々。
一本も取れないどころか、逆に鮮やかに一人目に小手を取られた。
その時点で「あぁ、ダメだ。」と思ったし、
審査員の「あぁ…」という落胆の声が聞こえてきた感じがした。
それでも審査は続けないといけない。
打つべきところではない所で面にも飛んでいき、
2人目の方にも何もできなかった。
生き恥をさらしに立ち会いした気分だった。
恥ずかしくて、すぐにでも竹刀を収めたかった。
本来ならば臨むべきでない審査だった。とは今となっては思うが、5月審査を申し込んだ時点で
こんな未来になるとは思ってもいなかった。
稽古をして4月よりもまともな剣道をしている想像しかしていなかった。
しかし、今回の審査に臨んだ方々の中で、一番やってはいけない立ち合いをしてしまったと思った。
皆に恥をさらした。
自分の剣道人生、ここまでの気分になったのは初めてだった。
言葉もない。
立ち合いを振り返るということすら無意味だと思った。
なぜなら、スタートラインに立てていないから。いい所を打ったとか、打たれたとか以前に
稽古をしてない。「剣道」をしてない。
素振りだけでは限界があるとは感じていたが、
今回それは自分で証明してしまった。
お相手あってこその剣道。
9割以上素振りだけの毎日で四段合格から六段合格できたが、
年齢を重ねたこともあって身体も自由に動かせる範囲が減り、何気ない動きでケガもするようになり、
結局、もし剣道をこれからも続けるなら、飽くまで面をつけてお相手がいる稽古をしないと、
明るい未来はない。
今、岐路に立っていると思っている。
けなも
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