2016年12月25日日曜日

10月の試合、11月の全日本剣道選手権大会、泉皓胸のこと、12月の稽古納め

久々の更新です。
なんてっこった、腰を落ち着けてブログを書く気持ちになれなかった。
怠惰な側面も大いにあったことは自覚してます。

ざっと、10月頃から今までを振り返り、ブログを綴ってみたいと思います。


■10月半ば

街の剣道の試合に参加。個人戦。55名くらい参加者がいらっしゃる。
昨年の同大会(秋の大会)では準優勝。今年の春の大会は4回戦負け。

で、今年は、3位でした…。

試合の進行の関係で、3回戦、4回戦、5回戦を、なんと休みなく、全部で20分程度
試合し続けました。さすがに疲れてしまい、5回戦で一本をあっさりとられて、
取り返せなかった。

連戦に気持ちが、「負けてもしょうがないと思ってもらえるかな。」と思っていたと
記憶している。

それが俺の弱さ。

それと、5回戦と、1回戦は、同じ形で面を取られた。打ち間に入られた後、
竹刀が大きく右、または左に1度揺れて、まっすぐ面に飛んでこない分、
油断して見た。同じ形で面を取られたということは、俺の弱点だと思う。

連戦であれ、勝ちに行かないと。まだまだ稽古が足りない。


■11/3
全日本剣道選手権大会、アリーナで見ました。

色々ありますが、
ネット上は、準決勝の、勝見選手対宮本選手のある一瞬の場面で賛否両論
沸いてましたね。

でも、この方の、見方が一番健全で、胸にぐっと来た。これ以上の言葉は
いらないような気がしました。

http://ameblo.jp/snwiti1120/day-20161103.html
(緒方有希さんのブログ)

緒方さんは、ほんと前向き、いつも。素晴らしいと思う。ほんと同い年か、
って感じです。一度、日本一とるとやっぱりモノの見方も違うのかな。
いつか稽古をお願いしたい。


■泉皓胸のこと
以下のブログを見つけた。

http://ameblo.jp/saransaran1207/entry-12220022691.html

私は一度も、泉皓さんにお会いしたことはないが、縁あって泉皓胸を使用している。






泉皓胸の胴自体は、決して派手でもなければ、それ自体が「主役」になるような
要素(かっこいいとか、とりわけ目を引くとか)を兼ね備えているようには思えない。
初め、手に取ったときは、その魅力はよく分からなかった。いや、今でも、
実はその価値は十分に理解できてない。

しかし、いざ、着用した時、私を引き立ててくれる。

ある方が、そんないい胴を稽古に使うのはもったいないと言うが、違う、私は
この胴を使って、どんどん打たれて、そして、強くなりたい。

俺にはまだまだ稽古が足りない。

派手ではなく、いや、むしろ地味な胴だが、大切にして、永く使っていきたい。
そして、もっともっと強くなって、この胴から引き立ててもらうだけでなく、私も
この胴を引き立てられるようになりたい。

泉皓さん、佐々木繁様のご冥福をお祈り申し上げます。



■12月稽古納め

12/23(金)、Ku範士八段に稽古をお願いした。

私より背の低いKu八段だが、相面を10回ほど稽古頂いただろうか、すべて
Ku範士八段に面を頂いた。

何の違いか、考えた。

直感だが、手首だと思った。

そして、おそらく、手首が自在に利く手の内、それと体重移動(足さばき)による
勢いだと思う。







最後に、10月下旬から、11月上旬にあった出来事を記したい。

私の父が胃がんと診断された。私も会社を休み、手術前の診察に
同席した。

ステージⅡからⅢと最初の病院で言われ、別の病院での診察だった。

手術前の検査結果を見ると、ⅠからⅡではないか、腹腔鏡手術で
胃の一部を取り除くことで大丈夫そうだ、5日間入院すれば退院できる
とのことで、父も、母も、当初想定していた長期入院・治療生活を、
良い意味で裏切られた気分だった。
かくいう私も。

11月上旬手術。また会社を休み、待合室で待機。気楽だった。当初
聞いていた時間は6時間、7時間くらいとのことだった。

多少長引くかもしれないとは聞いていたが、結局、9時間ほどかかった。

そして、結果は、開腹による手術に途中で切り替えられ、胃も全摘出
するというものだった。

私はもちろん、母、その他親族はショックを受けた。

医師曰く、腹腔鏡手術で摘出した一部の胃が、想定より硬かった、
これは進行している可能性がある、再発を防ぐ意味もあり、開腹の上、
全摘出に切り替えたとのこと。

医師の説明を受けた私、母、親族は、何も語れなかった。母が今にも
泣きだしそうなことはよく分かった。だからつらかった。

しかし、手術室から運ばれてきた父を見て、またショックを受けた。

麻酔から覚め始めている父が、苦しがっている。今まで見たことのない、
唸って苦しそうな姿だった。それがまたショックだった。

私が知っている父と言えば、短気で、怒り出すと何を言ってもダメ、
すぐに私を殴り、叩き始める。乱暴で、且つ、短気な父だった。

そんな父が弱り、苦しんでいる姿をしていた。初めて見た。それが
ショックだった。

つらいのは、胃の全摘出をまだ知らされていない。意識が朦朧
としている。そして、苦しんでいる。おそらく、胃を一部しか摘出されて
いないと信じていたはずだ。

それがつらかった。本人もまさかと思うだろう。こんなに長時間の
手術に耐えたのに。



長文になってしまったが、今、父は退院して、なんとか普段の生活に
戻ろうと懸命に生活している模様だ。

胃は全部摘出されたかもしれないが、命がとられた訳ではない。
前向きに考えるしかない。


私も、2001年、ネフローゼ症候群で入院した当初、その時点での
体の状態がすぐに分からず、しかし「悪い」状態であることは認識して
いたから、一人病院のベッドの上で、本当に「死」を意識し、涙を流していた。
まだ生きていたいのにと思った。


今、剣道をできるまでに回復している。寛解。
長距離ランニングは再発の要因になると2005年の経験で悟ったから、過度な
負荷を体にかけることは意識して避けており、なんでも自由にできる身ではない
(おまけに2007年網膜剥離となったわけだが…)。

ただ、生きていられる、それだけで色んな可能性がある。剣道もその一つ。
過負荷な稽古は出来ないけれど、やれることをやっている。
それだけでも、とてもありがたいこと。


命を大切にしよう。そして、生きよう。どうせなら、前を向いて。
明るく、楽しく物事をとらえる気持ちを忘れないで生きていきたい。


生かされていることに感謝しながら。


けなも

2016年10月1日土曜日

今日の試合

10/1(土)

今日は試合がありました。

毎年恒例の試合。

色々な意味で、「悪い剣道」という思い出となりました。

まず、会社員(だけじゃないかもしれませんが)ならほぼ意識するかも
しれませんが、試合の前日は、9月30日、それも金曜日。年度の上期の
最終日であり、会社の所属する部で夜に懇親会が催されました。

遅くまで飲みました。帰宅して、素振りが終わったて、寝たのは午前3時は
過ぎてたかな。

というように、まず前日の過ごし方が悪かった。

ということは前もって想像できたので、事前に、試合当日は、自らの試合
時間(団体戦は午後からということで)に会場に行くことで、会社の先輩には
了承頂いてた。

私は腎臓病を持っている。発病に至る過程は、新聞奨学生時代のあの過酷な
生活が原因だったことは十分知っている。

だから、体を休めることにした。

が、結局、開場到着は間に合ったが、素振りを40本しただけで、面をかぶって
ウォームアップする時間もなく試合に臨んだという始末。

試合直前、そういう、準備が不足している場合、どんな剣道をするのか、どんな
結果が得られるのか、楽しんでいる自分がいた。

相手は、見た目形がしっかりしている方だったが、いざ試合となると、何というか、
「これは勝てる。」と思える形に乱れる方だった。

あらかじめ言うと、つまり、それが俺の弱い部分。それが俺のスキ。

で、まず、俺が面を先取。

その前からだが、相手が、竹刀を立ててフェイントをかけるようにして前に出て
くると、決まって俺は、後ろに下がる。

必ず下がる。

そして、相手に攻め込ませて、俺は受けるだけ。

結局、俺が決める面は、ワンパターン。相手が攻めてこない所で、面に飛ぶ。

相手がブンブン竹刀を振ってくる場合は、下がることしかできない。

「ポコン」が怖いから。

俺が、どんなに構えを崩さなくても、当てっこでも良しとする相手は、面に竹刀を
当てれば、体を俺の(真ん中にある)竹刀から外れるように、体を右か左に回転
させ、「どこか」へすり足で進んでいく、すると、面一本と審判される、

のが、怖い。

相手が、どんなにブンブン竹刀を振り回そうが、俺は、デンと構えて、下がらない
ことが大事、

なのに、それが出来ずに下がる。

それが、俺の剣道の大きな課題。

相手がブンブン来るなら、下がらず、スキを見て面に飛べばいい、

打って来たら、返してみればいい(のに、そんな技も無い)。

で、

もう一つ。

試合も終盤にかかった頃、下がってばかりでなく、自ら前に行こうと前に出た
瞬間があって、前に出た。

相手も、「実」だったと思う。

結果、相面になった。

そして、確実に、相手にとられた。

相面は負けないと思っていたが、負けた。

なぜ、取られた?何が悪かった?

相手はまっすぐな面だった(らしい)。

俺は?

最近、また手の内がしっくりこない。やはり、右手だ。

右手の小指、薬指で握りたいが、小手がそれを許さない。サイズが合わないのか。


いずれにしても、相面は負けた。

そして、すぐに試合終了。引き分けとなった。

チームは負けた。


ふがいない引き分けとなった。悔やんでいるというか、気持ちがモヤモヤしている。


でも、それも、これも、試合にもっていくまでの気持ちや体の仕上げ方、

出来てなった。


これで、勝ちで終わらなくて良かったのかもしれない。

こんな試合への臨み方は、やっぱり俺には合わない。


準備をしっかりしないと。

それと、もっと素直に、相面で負けたという事は、やはり足りない部分がある。

右手の握り、それと、足かな。いつでも打てる態勢になっているか、
なっていないと思う。


右手、足、試合に臨む心の準備。それと、下がらないでデンと構える剣道でなくては。


このままの剣道じゃダメだ。歳を重ねれば剣道は成熟しない。剣道を成熟させる為に
重ねるべきはやはり稽古だ。

厳しいのは、稽古というより、稽古の時間を割くことが、とても難しいし、とても厳しい、
今までも、これからも、そういう環境にいると思う。

でも、このままの剣道ではだめだ。この歳の、まだ理想の剣道になっていない。

まだまだ。

けなも

2016年9月25日日曜日

第59回全日本実業団剣道大会

9/19(月)

我が社は、3回戦まで進んだ。1回戦、2回戦を突破したのは久しぶり。

そして、3回戦では、優勝候補の一つである(と俺は考えている)チームと対戦した。
そこでチームは負けた。

俺は大将として臨んだが、その3回戦の相手は、超有名選手。どこまで自分の力が
通用するのか試そうという気持ちで臨めた。結果は引き分けた。

今回の大会は、個人の成績としては1勝2引き分け。

課題。

攻められると左足を曲げて、下がるだけになる。防ぐしかできない。

もっと、本数多く打ちに行ってもいいはずだが。

良かったのは、構えの形が、比較的安定してきたこと。もちろん、攻められた時
その構えが崩れるのが課題。その点は、ほんとダメだな。

けなも

2016年9月18日日曜日

稽古メモ

9/18(日)

Ku範士八段に、試合に臨む際の留意事項を伺った。

勝とう勝とうと思い過ぎてはだめ。思い過ぎると、遠間から打って行ったりする。
それでは届かない。相手に「拾わ」れる。間合いを詰める。相手と合気になる。

とのお言葉。やはり、今でも「合気」とは何なのか、分かっていない。
聞こうにも、機を逸した。

稽古も頂いた。

前より良くなっているが、上下左右の攻めを、より工夫するように。

とのお言葉を頂いた。



さて、明日(9/19)、会社の大将として試合に臨む。
下がらず、思い切って打ちに出る。それが大きな課題。乗り越えたい。是非。





その他メモとして、上記ではなく、8月だったか、7月だったか、Ku範士八段に、
打突時の、左手の作用に関して、思い切って質問した。

左手を押せ、伸ばせという人がいる一方で、引けという方もいる。どちらが正しいのか。

Ku範士は、きっぱりと、このようにおっしゃった。

押すのは間違い。引く。


これで、迷いは無くなった。
高名な先生方でも、左手は押し手、左肘も伸ばせという方は沢山いらっしゃるが、
引けという先生方も多くいらっしゃる。

俺は、高校までは、引いていた。社会人になって再開してから押せ・伸ばせと言われた。
でも、いまいち、その押す感覚が分からなかった。綺麗に打突できない。

でも、もう迷わず、左手は引いて打とうと思う。

大きな教えだと思ってます。迷いが無くなったことは、とても大きいです。

ありがたし。


けなも

2016年8月7日日曜日

6月、7月の剣道

8/7(日)

こんにちは。

2か月間、ブログを更新出来ませんでした。

理由は、3つ。

1.6月関東実業団で負けた。中堅で臨んだ。申し訳ないけど、
  剣道も、身なりも乱れた相手だった。力だけで押す相手だった。
  相撲をやっているみたいだった。ところが、途中、手元を浮かし、
  小手をとられた。そして、負けた。チームも負けた。俺のせい。
 
  それから、「冷めた」。地道に「剣道を」がんばっていたと思って
  いたが、剣道っぽくない剣道に負けた。

  あらかじめ言っとくと、結局、負けは負けであり、「相撲」であっても
  剣道は剣道。俺が言っていることは敗者の醜い弁にすぎない。

  いずれにせよ、これまでの努力が信じられなくなった。教わってきた
  ことが、すべて嘘に思えた。

  指針を無くした感じ。気持ちが冷めた。

  それはそれで、不思議な感覚だった。それまであった剣道への思いが
  一気に、無くなった感じ。

  その感覚が不思議過ぎてフワフワしてて、なぜか、そのフワフワ感を
  楽しんでた。楽しみながらも、剣道から気持ちが離れている状況。
 

2.インターネット接続が上手くいかなかった。理由が分からず、何度か
  パソコンを開けたが、結局、接続ができなかった。
  
  そして、今日、本当にたまたまつながって、今、綴ってる。


3.部下が出来た。6月半ば。

  すると、仕事を張り切り始めた。それも、とっても美人な女性部下。新人。

  こんな俺に、そんな部下が出来た。

  これは、責任重大だと思った。俺が上司であることで、彼女がデキない営業と
  評価されるようなことは、絶対あってはいけない。

  絶対、立派な営業にしてみせる。

  そう思うと、彼女のために、何ができるのか、日々考えるようになった。

  そして、彼女が将来仕事が無くて路頭に迷わないように、新たなビジネスを
  創造すると決めた。

  そういうこともあり、毎日、結果的に、仕事を夜遅くまでするようになっていた。
  しかも、土日のいずれかは出勤して、部下の指導の為に自分の勉強、
  新たなビジネス創造に時間をかけた。

  俺は彼女に対して、プライベートで云々言える立場にない。ならば、仕事上で、
  彼女が充実した時間を過ごし、将来的にも活躍できるように、上司として
  尽力しようと決意した。


上記3つあり、ブログ更新にかける余力は無かった。


剣道も、仕事も頑張ろうと思う。この2か月間、夜遅い仕事で、素振りができない
日々が続いたりなど、何回もあった。

ここ何年間かで、こんなに剣道に専念できなかったのは初めてなくらい。

でも、徐々に、元の生活に戻す考えだ。

剣道も、仕事も、もっともっと、がんばらねば。

決意。覚悟。

仕事、剣道。


けなも

2016年5月29日日曜日

5/29(日)街の試合 ベスト8止まり・・・

5/29(日)

昨年秋に、準優勝となった試合の春版。

秋同様、まずは、午前中、街の道場に参加。

気温がそこそこ高い。

Ku範士八段に久々に稽古を頂く。右手の力が抜けて良くなったとお話を頂いた。

が、私の前に稽古をつけてもらっていたA君(私より10歳くらい年下で、5段。
良い剣道される)との稽古を濃密にされていたのに対し、私の場合、結局、
打ち込みに近い稽古となり、そこに差を感じ、残念な気分になる。
(他人と比べなければいいのに・・・)

結局、3名の先生方に稽古をお願いした。先週の会社稽古における練習試合で
負けが続き、失望していたが、自らを奮起させるべく気合を入れて稽古をした。

やはり、攻めに負け、下がった所を打たれる。無用に「下がる」のは、私の欠点だと
改めて実感する。

さて、暑い中、外を歩きながら、近くの体育館の昼食スペースで、持参した弁当を
食べる。

体調もそれほど良くなく(前日深夜、コーヒー飲みながら本読んでた)全部食べ切れず、
しかも、午後の試合に遅れそうに思えて、12時30分頃、体育館を出て試合会場へ
向かった。

結局、試合が始まったのは、14時近くだった。一応、余裕持って到着した。
体調が良くなかったのは、変わらないが、自分なりに整えていった。



さて、試合のこと。


一回戦、外国人。しかも、なかなか動きがいい。気を抜けない。
ここは日本人として、正しく立派な剣道をせねばと、気合いを入れ、
自らを奮い立たせる。

私より背の高い方、苦手意識あり、しかも動き良いので、何度か下がった。
ほんと情けない。

何本か、私から面を打ったが、なかなか届かない。

が、どこかのタイミングで、多分、前に出て面を打ったら当たった。

一本。

実は、苦手意識が拭えず、あとは逃げたかった。情けないとは思ったが、
「ポコン」が嫌だった。

すると、相手が面を連続で打ってきた。そして当てられた。俺が審判なら
取ってたかもしれないが、旗は上がらなかった。俺は思わず頷いてた(苦笑)。

その刹那、(ここが記憶無い所)一気に攻めた。どういう展開だったか正確に
覚えてないが、お互い近間になって手元が上がった。次の瞬間、面を打ってた。

一本。

俺の勝ち。なんだけど、最初から、そういう攻めが何故出来ないのか。それが課題。

2回戦。過去、1回戦で一度対戦したことあるかた。

防御が強いというか、なかなか隙を開けない。何度か面に飛ぶが、そのうち、
喉元に竹刀が刺さったり、肩の辺りに竹刀を置かれ、不十分となる。

延長に入り、相手が攻めてきて、面を打たれた。1回戦同様、俺が審判だったら、
取ってたかもしれないが、審判は旗を揚げなかった。そして、私は頷いてた(苦笑)。

その場面が解かれた刹那、今度は、私が攻めて、そのまま面に乗った。

一本。

なぜ、最初から、そういう攻めが出来ないのか。課題。

それにしても、無意識でそのような攻めを実施しているが、それまでの間、
意識して攻めている間、左足のヒカガミが曲がっている。

そして、重心も、なんとなく、整ってない。左足が余計に後ろに開いている。


今日得た課題は、ヒカガミを伸ばしながら、いつでも打てる態勢を作ること。
大きな課題だと思う。
それが、今の自分に必要なのではと感じた。



3回戦。今度は、相手が上段。上段に試してみたかった構えがある。いや、
「構え」と言ってしまうと、先生方は怒ると思う。

とにかく、右腕側に竹刀を上げて、右小手を守りつつ、面も守る構え。

どう考えても、相手はやりにくい構えだと思ったが、実際そうだった。

打てる箇所は限られている。空いているのは、胴と、突きくらいか。

そうこうしているうちに、相手が2回場外に出てしまった。1本先取。

残り時間が少なくなると感じた頃、相手は中段で試合を続けた。
上段を諦めたらしい。そしたら、突いてきた。それから、逆胴。
両方外れたが。

そのまま時間切れ。俺は、ほとんど打つことなく勝利。こんなんで良いのかと
思ったが、気持ちの中では、この方の上段に対しては、厳しくありたいと
思った為、後ろめたい気持ちは無かった。


さて、4回戦。おそらく、大学を卒業して間もない若い、そして、強い剣道を
する方と対戦した。構えも、動きも、非常にきれいだ。

最初、3回戦までの試合を拝見していると、これは手ごわいと見ていたが、
同時に、俺が勝つなら、多分、飛び込み面だなと思った。

試合開始。やはり、手ごわい。

結論から言うと、俺の面を返され、とっても、きれいに胴に切られた。

実は、その前、俺は一本と実感した、俺の面が一本にならなかった。
非常に悔しかった。気持ちを切り替えたが、振り返ると、その一本が一本に
ならなかったのは、非常に大きい。
それが一本と決めるのは審判だから、上記のコメントは不謹慎だが、
率直に感じたことは事実なので、記載する。

いずれにせよ、一本と認められなかったんだから、一本に必要な要素のうち、
何かが欠けていたと受け止めるしかない。

それから、この相手と対戦している中で、スタミナ切れを感じていた。
暑い日になった。体調も優れなかったのは、暑い中、朝から歩く時間が長かった
ことも影響すると思う。

その上で、詰めの甘い攻めになっていたと思う。スタミナ切れで、厳しく攻め
られなかった。
一本とられた後、このまま負けることを容認している自分がいた。取り返すスタミナが
無いというか。

思ったのは、打ち込み、かかり稽古が必要と思った。疲れている中でも、厳しい攻め
の力を養わないと、限界はすぐにやって来るんだなと感じた。

それから、面主体で打って行ったが、結局、相手には面が来ると容易に想定させた、
だからこそ、あれほど、きれいに面返し胴を打たれたと考えてる。

その意味で、やはり、技のバリエーションが少ないと、改めて思った。


ということで、今日の教訓。

1.試合開始から、厳しい攻めが出来るように稽古すること。
2.疲れても、厳しい攻めが出来るように稽古すること。
3.面以外の技のバリエーションを増やすこと。



思ったこと、記憶新たなうちにと思い、一気に書いたが、日本語も雑に、そして、
長文になってしまった。

私以外の読者の、読む気力を割いたと思われるが、ご容赦下さい。


けなも

2016年5月22日日曜日

会社の稽古会にて

5/22(日)

会社の稽古会にて、練習試合をした。

心穏やかでない。3人と試合をやって、2人の後輩に負けた。各々1本負け。
結局、攻められ、さばききれず、面に乗られた。負け方が情けない。
力をつけてきた後輩だと認めるが、こうもあっさり負けてしまうと、
心穏やかでない。

勝ちのイメージが出来なかった。試合場に立っておきながら、
どうすることが剣道なのか、感覚が定まってない状態。

4/20から1か月面をつけた稽古はできてなかった。

当たり前の結果と言えば当たり前の結果だが、心穏やかではない。

残り1人との試合も、1本先取した後、1本取られ、引き分け。

稽古後のスマホのメモ、以下の通り。

---
3本中2本は下がった所。1本は中間から、竹刀でよけたつもりが、そのまた上から打たれた。
相手が軽く手元を上げて前に出てくる。それに対して何もできそうになく下がる。打ちに行けば、竹刀が上がっている分、下ろすだけだから、簡単に小手を打たれそうで、行けない。

ただ、じゃあどうすればいいか、竹刀が上がっているので竹刀を抑えられない。小手に行けばと思うかも知れないが、ふとした瞬間だから、実際体が反応するには、難しい。

が、試してみる余地はあると思う。

相手が、手元を上げ詰めてきたら、下がらず、面か小手に向かってみる。

何となく、それに合わせ手元を上げたら、相手にとっては楽だと映るんじゃないかと思う。

やはり、下がらず、容易に手元を上げず、前に出ることでしか、対応できない気がしてきた。

相手の方が身長高いと、相手は手元をちょいと上げ手を伸ばすだけで、こちらの面をとらえるから、それが面倒。

あと、左足だな。結局、ひかがみを伸ばせなかった。

相手の攻めに負けてる。相手の攻めを破綻させなきゃ。

地稽古中、敢えて下がらず前に出たら、意外と打たれない。稽古だから、ということもあるかもしれないが、下がるよりは、前に出た方がマシらしい。

ちなみに、左足ふくらはぎが試合途中から疲れているのが分かった。鍛えねば。

左足鍛える。
下がらず前に出て、基本通り打ってみる。
とにかく下がらない。

下がらず捌く技術を。技術とは、竹刀捌きだけを意味せず、体捌きも。

とにかく、いつもの自分らしい剣道じゃなかったのは確か。

相手が上手だったと言えばそうだが、俺の我慢の無さもまた際立った感じだ。
---


さて、いつもなら、この心穏やかでない、試合に勝てないこのどうすればよいのか
分からない感覚から脱したくて、ムシャクシャしてしまう。
実際、帰宅して間もない頃、家族に余計な感情と共に接してしまった部分がある。

でも、結局、過去は消せないし、

何より、今回の結果を、自分がどう受け止めるか。

「悔しい」「後輩にあっさり負けた」そしてムシャクシャして、せめて、
稽古頑張る、まで心が持っていけたら、まだマシだ。

でも、多分、それは(俺にとっては)誤りだ。

どう受け止めるか。どうとらえるか。

もっと、素直に、

自分の弱点、課題を(再)確認できた。ありがとう。

とあるべきなんだと思う。

そして、単に「稽古頑張る」じゃなくて、具体的に、次に向けてどうすべきかを
考え抜いて、実行に移さないといけないんだと思う(今回で言う、左足を鍛えるとか)。

昔のムシャクシャする俺にさようならして、もっと長い剣道人生を見据えた時の、
一つの(貴重な)通過点ととらえ、前を向いて、自分の剣道を磨いていかねばいけないと思う。


「その他メモ」
5/12(木)、13(金)は、夜遅くまで飲み会が続き(各々午前2時前後)、タクシーで帰宅するも
素振りはできない体の状態だったから、休んだ。残念だが、それはそれで受け止めて、
引き続き、素振りは続けるしかないと思った。


けなも

2016年5月7日土曜日

2016年4月~5月 最近の稽古

まず始めに、熊本県を中心として、地震が頻発しており、被害に遭われたり、
避難を強いられている方々に対して、うまい言葉が見当たりません。
ただただ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

今私にできることとして、先日、わずかながらで本当に申し訳ございませんが、
募金に対して出資させて頂きました。今後も継続してご支援できればと思います。

そんな中、私が日ごろ拝見しているブログの一つに、熊本県の方が開設している
ブログがありましたので、紹介させて頂きます。

http://ameblo.jp/snwiti1120/

私と同世代の女性ですが、先日七段に昇段されたとのこと(おめでとうございます!)。

私が中学から、剣道雑誌では写真でお顔を拝見しておりました。

力強く、「感謝」という言葉を抱かれ日々過ごしていらっしゃるようです。

どうか、これからもご活躍されますこと、そして、同時に、熊本、そして大分、
・・・と限定せず、九州(そして日本)全体が、より一層元気になりますように、
心から祈念致しております(私もその一助にならねば)。



では、私の最近の稽古状況です。

もう、一か月間、面をつける機会が無いです。

(゜Д゜) ハア???  ですよね・・・。

その代わりと言っては何ですが、1,000本素振り(日によって、4kmジョギング
&400本)は、続けてます。

6月の関東実業団に向けて、さて、「剣道勘」(実践(戦)の感覚)が間に合うかなー
という心配はあります。

が、おかれた環境がそうなんだから、仕方ない。

平日は夜遅くまで仕事(早くて21時台帰宅。でも、たいがい0時前後帰宅)。
だから、平日の道場での稽古なんて、ア リ エ ナ イ 。

だからこそ、素振りの毎日。
できることだけ、まずやる。

平日は1,000本素振り(遅いと午前2時頃に終了する日も多々ある)。
土日は、道場での稽古が無ければ、4kmジョギング・400本。

今年に入って、1,000本素振りの内訳は以下の通り。
(900gくらいの素振り用木刀で)

・100本 上下素振り
・400本 正面素振り
・100本 左右面素振り
・100本 左右胴素振り
・100本切返し(前進・後退10本ずつ。最初の50本と最後の50本は、10本を一息で)
・50本切返し(前進4本・後退5本を5回一セット。1回毎は一息で)
・30本  早素振り(10本ずつ一息で)
・20本  早素振り(20本を一気に一息で)
・20本  小手面
・20本  小手胴
・20本  すり上げ面
・20本  面返し胴
・20本  (左右胴を想定し)胴返し面
ここで1,000本。

最後に、

・一息で切返し(前進4本・後退5本を一回)
・又割り20本

を最近追加した(という意味では、厳密には、1,000本を超えているが)。


平日の毎日実践中。
しかしながら、仕事の帰りが遅すぎると(午前1時、2時、時にそれ以降)、
次の日の仕事を優先し、やむなく断念することも、1週間のうちに1回は
あります。

それに、ネフローゼ症候群のことも考慮すると、そもそも、夜中の運動は
控えて、本当ならば、早く休むべき!!!
(再発するぞ!無理すると! ホント、再発した時は泣ける。
 それは、2005年入社直前 (ノД`)。。。 )


4km・400本の際は、上記のうち、

・50本 上下素振り
・50本 正面素振り
・50本 左右面素振り
・50本 左右胴素振り
・100本切返し(前進・後退10本ずつ。最初の50本と最後の50本は、10本を一息で)
・50本切返し(前進4本・後退5本を5回一セット。1回毎は一息で)
・30本  早素振り(10本ずつ一息で)
・20本  早素振り(20本を一気に一息で)

ここで400本。

最後に、

・一息で切返し(前進4本・後退5本を一回)
・又割り20本

といった内容。


ということで、家族と仕事のこと、そして、剣道を、これからもがんばろうと思う。


けなも

2016年4月10日日曜日

最近の稽古状況(2016年4月)

4/10(日)

今日は、街の道場で稽古。

Ku範士八段のご指導の下、基本稽古が始まった。

立ち合いにあたり、9歩の間合いから、息を吸いながら(気を溜めながら)
3歩前進し、竹刀を抜きながら蹲踞する。蹲踞する際は、息を吐く。
そして、立ち上がる際、一気に息を吸う。

実は、いつだったか、9歩の間合いから立ち上がるまで吸うと教わった
記憶があり、ずっと、その通りで、毎日1,000本素振りを始める際は、
最初に実施していた。

それが、私の聞き間違いだった為か、冒頭の通りの呼吸法とのことで、
ここ最近は意識しながら、やり直しをしている。
確かに、立ち上がる際息を吸うと、苦しくなく立ち上がり、一気に発生に
つなげられる。一方で、いきなり打ち込んでくる相手と剣を交える際は、
気を付けなければいけないだろう。

最近、Ku範士八段は、5月の京都八段審査を控える方々を中心に稽古を
つけられる為、残念ながら、私が稽古を頂く機会は無い。

今日は、左足を曲げない、左の踵を上げすぎない、両足の幅を狭くして
攻めることを意識して稽古をした。
それはそれで、やはり意味のあることだと実感した。

但し、Na教士七段との稽古時、何度も面を打ち合った。最後は打たせて
頂く場面で、面がまっすぐ打てなかった。打ち合い時は、まっすぐ打たず、
面に当てようと、変な力みがあったことを意味する。

次も打ち合うと思って力んだ面は、まっすぐ打ち込めなかった。
打ち合い時も、余計な力みがある証拠だ。



ここ最近も、1,000本素振りを継続中だ。
ただ、1週間に1回は、仕事が深夜に及ぶなどして、400本素振りとなるなど、
1,000本でない場合も少なからずある。

それでも、「素振りをする」ことは継続したいと思う。


けなも

2016年3月27日日曜日

感謝


昨年末イベントでお世話になった方々へ向け書いた言葉。「感謝」。
※「感」と「謝」は、A4一枚づつを使用してます。上記画像は、
 上下に紙を合わせてます(ので、真ん中に線が見えるのはその為です)。


さて、本日(3/27)、道場の稽古で、改めて自覚したが、やはり私は、
私より体が大きい方が、まっすぐ面に飛んでくると、何もできない。

面に合わせ返し胴を試みるも、その前に面に当てられる。

何が足りない、何が足りない。

ちなみに、その大型の方との稽古をご覧になってたTa七段曰く、
その方と対戦するときは、相手の剣を殺さないとダメだとのこと。

すると、なるほど、その方だけに対する作戦であるにせよ、
そもそも、相手の「剣を殺す」という意識・概念自体を、最近忘れていた。

今度、大柄の方には、そのことを意識して稽古してみようと思った。

けなも

2016年2月28日日曜日

攻めの重要性

2/28(日)

先日の敗戦を重く受け止め、思い切って、ストレートにKu範士八段に聞いてみた。

試合に勝つには。やはり小手や胴も練習すべきか、面が未熟なのか。

みんな悩むことだとお笑いになりながら、ご丁寧にお話し頂いた。
お話しの要点は、こうだ。

普段の稽古では攻めを学ぶべし。こう攻めたら相手はどう反応するかなと。
その時できた隙に打ち込む。小手なども(「小手」というキーワードが確かにあった)。
その積み重ね。単に面の一本やりではだめだ。

やはり、攻めとのこと。技が多彩になることのご指導はなかった。飽くまで攻めのお話。

やはりそうなのか…。

ということで、本日の稽古は、攻めを意識して行った。

Ku範士八段へ稽古をお願いできた。相手の竹刀の表と裏から攻めることをお話頂いた。
私の場合は、竹刀を表と裏に動かすだけで攻めになっていないとのこと。

どうすると、表と裏の動きが「攻め」となるのだろうか。なかなかイメージできない。

攻めを意識した稽古を実施していこう。一つ明確な、大きな課題が出来た。
一つの目標が出来た。とてもありがたい。

ありがとうございます。


けなも

2016年2月21日日曜日

一回戦負け 都道府県対抗予選

俺はやはり弱い。地元の都道府県対抗で一回戦負け。
負ける剣道しかできない。
このままでいいのか。

今度、Ku範士八段に聞いてみたい。

昨年の街の大会で、多少は上向いてきた勝率に、気持ち穏やかになってきていたが、
いや、やっぱり弱い。ダメだ。

会社の同僚が、別の都道府県予選で準優勝していた。
俺も好成績を残して、その同僚が、次は優勝できるよう、発奮材料になりたかった。

でも、負けた。弱い弱い。本当に弱い。

何がダメなんだろう。今の仕事上、少なくとも平日は道場での稽古はできない。

何ができるだろう。



以下、スマホから。試合後の感想。

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悔しい。もし、もう一回同じ相手と、すぐに試合をやり直せるなら、次はしっかり攻めた剣道で。そして面すりあげ面を放ちたい。

負けて振り返る時は、いつも戻らない過去を悔やんでる。

今回は、一番やられたくない相面でやられた。自分でも打とうと意識して出た訳ではなかったはず。いつの間にかやられてた。こんな負け方は、悔しいの一言に尽きる。

正直、勝てる相手だと、試合開始時点で感じた。構えも身なりもどこか整ってない。

ところが、開始早々、相手が面に飛んできた際、下がってさばいた。面自体にも迫力もスピードもないのに下がった自分に、なぜ下がったのか、自問自答していた。

この相手は、おそらく、相面で勝てる。そう思ったが、私が間を詰めて打つ前に相手が打ってくる。私からしたら遠間が、相手からしたら打ち間らしい。そんな場面が何回かあった後、相面でやられた。

一本とられた後は、まだ時間があると言い聞かせながら、しかし、攻めあぐねる。

相手の間合いを警戒し、いつもより遠間から面を放つが、届かない。そもそも、打つ機会でないため、相手も緊迫感なく、下がってさばく。

相手は、私より大柄で、懐が深い。

私は私で、攻めて面の一本やり。しかも届かない。技が、届かない面しかない。

時間切れ。

情けない。また一回戦負けだ。

相手は、次の試合で負けた。

この試合場だけでなく、他の試合場見ても、結局、上位まで勝ち上がる人が決まってる。

その上位まで勝ち上がる人にあって、自分に無いものが何なのか、もっと謙虚になって考え、受け止めるべき。

昨年、街の大会で、上位に食い込んだから、甘えていた(意識して稽古してなかった)応じ技、引き技が、今回、私には皆無だった。面と、当たりもしない、と言うか、攻めの無い小手を少々打ち込んだだけ。

技が少ないことが敗因か。
それもある。

面に課題は無いのか。
まず攻めに課題がある。面と言う打突自体は出来ても、そこに至る過程がメチャクチャだった。今回は、攻めてる実感は無かった。剣道じゃない。単なる打ち込みになってる。

結局、どんな相手に対しても、あるべき面打ちが出来てない。

そして、引き技が皆無。

会場から駅まで歩く途中、剣道を辞める自分を想像した。
結局、勝てない。

体調は悪くなかった。前日からの過ごし方も、規律保って過ごせた。

一人参加のため、準備運動では素振りのみだったが、それでも体は温められた。

つまり、ほぼ万全で臨んだが、あっさり負けたと言うことで。
では、どうすれば、強くなれるのか。どうすれば、勝てるのか。

分からない。分からない。分からない。

今の生活を変えることは非現実的だ。
すなわち、今の仕事を続ける限り、少なくとも平日は素振りだけにならざるを得ない。

やはり、それだけでは勝てないのか。

どうすれば、強く、勝てるようになるのか。
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赤が私。

きれいに打たれているでしょ。これがまたシャクにさわる。
自分の弱さが許せない。

何が悪いんだろ。どうすればいいんだろ。

波がある。勝つ時と、負ける時。

でも、強い人は、いつも強い。いつも勝つ。

波があるのは、弱い証拠。俺は弱い。

自分が許せない。

くそ!



けなも

2016年1月17日日曜日

1月17日(日)の稽古

町の道場での稽古会に参加できた。

基本稽古が行われた後、指導稽古。

一番最初に、Ku範士八段に稽古をお願いできた。

いつも通り面中心。
そして、いつも通り、当たるわけもなく。
それでいいと思っているが、何と言うか、「波無く平坦な」まま稽古は終わった。
面を打っては返されるか、抑えられるか、そして、はい終わり、みたいな。
褒められることもなく、ご指導のお言葉を頂くわけでもなく。

次に、その道場にいらっしゃるお姿を初めてお見かけした(私の記憶では)、
Ya教士八段に稽古をお願いした。

立ち上がり、思い切って気合を出し、私なりに攻めた。

そして、面に飛んだ。Ya教士八段は、私の面をすりあげ、面を打ってこられた。

何度か攻めては面に飛んだ後だったが、Ya教士八段が歩み寄ってこられ、
私に話しかけられた。

「今、八段審査を目ざされてますか。」

すぐに否定した。

「いえ、五段です。」

「えぇ?」

本当に驚かれていた。

このやり取りが、非常に印象に残ったのは言うまでもない。

今になって、「七段審査を目ざされてますか。」と聞き間違えたのではと
思っている。もしくは「七段審査」とおっしゃりたかったが、誤られてか
「八段審査」とおっしゃったかもしれない。

とても良い身構えと気ですねとお褒めのお言葉を頂いた。

感激ではあるが、非常に恐縮である。周りには素晴らしい先生方が
いらっしゃる中で。

Ya教士八段からのご指導はこうだ。

触刃、交刃までの攻めは良い。しかし、打ち間になってから「打ち気」が
見られる。そこを抑えて、あとわずかだけ攻めて打ちに行く攻めをしましょう。

だった。

実は、いまいち、その意味がつかめていなかった。稽古は終わってしまった。


その後、いつもお世話になっているNa教士七段に稽古をお願いした。
そして、終了した。


稽古後、Na教士七段が、Ya教士八段は私に何をご指摘されたのか
聞かせて欲しいとおっしゃられたので、上記の内容をお伝えした。

すると、「関連するかもしれないが」と言われ、打ち間で私は小刻みに
動くことに言及された。それは一種のフェイントと同じではないかとのこと。

そうではなく、態勢はそのままで、無駄に小刻みに動くことはせず、
まっすぐ攻めて面を打つべきではないかとお話しされた。

その通りだと思った。

前回のブログで、Ko範士八段に対し、小刻みに攻めることが有効では
ないかと実感した旨を記載した。それは正しい攻めだと思っていた自分がいた。

しかし、Ya教士八段、Na教士七段からご指摘を頂いて、その小刻みな
動きは、ある時、そういう攻めはあっても良いかもしれないが、それは
正しい攻めではないと、たしかに納得している自分がいる。

その結論自体が正しいかは分からない。

しかし、たしかに目ざすべきは、まっすぐ攻めて、余計な動きもせず、
気で相手に威圧をかけられる剣道でありたい。

素直にそう思った。

先週のKo範士八段への稽古を経て感じたのは、来年はKo範士八段に
負けない攻めと面を目指そうということであることは前回ブログで記載
したが、本日の稽古も経て、改めて、誰にも負けない、誰にでも通用する
「攻めて面」を身に付けたいと思った。

がんばろう。

けなも

2016年1月11日月曜日

1月10日(日)町の初稽古会

昨年の稽古会で、Ko範士八段に稽古をお願いしたことは記載した。

その時のことが脳裏から離れず、素振りの際、よくKo範士八段に向かう
想定をしながら、攻めて面を打つ稽古をすることがある。

今年もお願いしようと考えていた。そして、お願いできた。

やはり、立った直後、まっすぐ攻めた。面へ向かった。最初は胴に返された。

その後、何度か面に飛んだ。今振り返って思ったのは、攻める際、小刻みに
前に前に攻めると、そうでない攻めよりは、先生が攻めと受け止めて頂いている
かもしれないと思った。

さて、昨年、是非受けてみたいと思っていた相面で面を取られた。
二度、相面を頂いた後、「一本勝負」とお言葉を頂き、開始場所に戻る際、
「何段ですか?」と尋ねられた。「五段です。」と答えた。

すると、「これからですね。」とお言葉があった。真意は分からない。

一本勝負。攻めた。出す技は決めている。面。

そして、相面で面を取られた。三度相面を頂いた。

受けてみたいと思っていた相面の感想は

・ふわっとした面
・面にこられる刹那、何か剣先が別の動きをしたように見えた。
 その別の動きに気がとられた。でも、かつぎではない。
 何かが見えた。と思ったら打たれていた。


稽古後の講和。

・「段」は後から付いてくる。
・左手を伸ばす。


来年、また稽古をお願いしたい。その時は、Ko範士八段に負けない相面と
攻めができるように、稽古を重ねていきたいと思った。


けなも

2016年1月3日日曜日

2016年 今年の目標

今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、早速ですが、今年の目標を今一度考えました。

「多彩な応じ技を身に付ける」がいいかなーとか考えてましたが、

年始早々、Ku範士八段との稽古風景を想像している中で、
とにかく面技の精度を上げたいと、素直に思いました。

そこで、

「基本通りの面技の精度を上げる」

そのままですが。

小手とか、胴とか、余計なことはしなくていい。とにかく面を打つ。

Ku範士八段に、これまで何回かご指導頂いた際のお言葉を思い出す。

今の俺に必要なのは、
警察官や学校の先生と比べ格段に稽古をする量が少ない今の俺に必要なのは、
数少ない稽古の中で、質の高い稽古をすること。
Ku範士八段が私におっしゃって下さった、その、面に特化する稽古に専念する
ことが、自分に課せられた宿題だと素直に思った。

Ku範士八段から褒められる面(打ちだけでなく打ちに入るまでの攻めも含めて)を、
どんな時でも、どんな場面でも打ち込めるように、稽古に励みたい。
 

さて、

ざっくり年末年始のことを記載します。

2015年12月28日(月)会社でのイベントにおける幹事業務を、皆様のご支援頂き、
何とか無事終了。

気分よく打ち上げと思いきや、ずっと続いていた体調不良が響いてか、結局、
気分は晴れず、打ち上げは辞退・・・。
でも、そのイベント対応で出来てなかった業務の後処理を何とか済ませ、
帰途に就いた。

12月29日(火)は何が何でも休暇をとるため、業務の後処理はもちろんだが、
帰宅してからも家の仕事も夜遅くまで、また、早朝より実施した。
掃除、洗濯等だ。夜は、結局、午前2~3時位まで実施し、朝は7時に起きて、
という具合(12月29日ね)。

で、掃除、洗濯等も一段落着いたところで、予定通り、新幹線で仙台に向かった。
そういう予定にしていた。

新幹線を乗ろうとホームで待つ人は沢山いて、私が席に座ることは無理かと、
一時、諦めかけた。

しかし、さすがはやまびこ、座席数は一車両あたり、75~100座席あるらしく、
大勢の乗客が始発駅時点でほとんど座れた模様で、私も何とか座って
仙台に向かえた。

仙台は雪無かった。私が見た範囲では。
日差しはあったが冷たい風が吹いていて寒かった。

仙台でのお目当ては、宿泊先でゆっくり温泉に入ること、イルミネーションを見ること
だった。それを、ずーっと思い描き、会社イベント幹事の仕事を頑張ってきた。
頑張る原動力だった。


翌日(12月30日水)は、仙台から実家へ帰省。
12月31日(木)~2016年1月2日昼まで実家で過ごし、1月2日午後、Uターン。

もちろん、12月29日から本日(2016年1月3日)まで1,000本素振りしましたよ。

さて、明日(1月4日)から仕事。頑張ろうと思う。

仕事においては、業務を遂行するにあたり十分な実力を身に付けて、
仕事を追いかけられる人になって活躍したい。そんな年にしたい。


けなも

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2016年2月25日追記
当初、今年の意気込みを、書初めにて「王道」という文字を書き、本ブログに載せてました。
しかし、その後、「王道」の意味を調べると「近道、安易な方法」が、正しい意味だと学び直し
ました。
現代では、他の意味でも使われ始めているとの話は耳にしますが
(例:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1294905.html
海外の方が本ブログを見る可能性もあることも考慮すると、正しい日本語を載せるべきと
思い、「王道」に関する記述を削除することにしました。
誠に失礼しました。

本ブログに